このブログで何度も出てくる
ディズニーの
Illusion Of Lifeという本。
一般的にアニメーションのバイブル。と言われているのですが。ここ数年で、なぜこれがアニメーションのバイブルと言われているか、私の中での認識が改まってきています。
まあ、そんなん知ってたよ当たり前だよと思う人もいるかもしれないですが最近。
あーこりゃほんとにバイブルだわ。と思った事
というのも、よく「○○のバイブル!」といえば、もう基本中の基本!必須のアイテム!
みたいに言われますが。
ただ単に基本中の基本というわけでも、持ってればいいというわけでも。ないんですね。Illusion of Lifeは
まずバイブルって聖書の事なんですけど。キリスト教で聖書って言ったら、人生に必要なモラルとか、教訓とかそういうのであふれているわけですよ。
で、何か困難とかにぶち当たったら、聖書の一節でこうあります。みたいなのを引用して、そこのストーリーや書いてあることをベースにモラルだの、何かだのを学んだりするんですね。
(もちろん私はキリスト教じゃないので、細かくはわかりませんが。)
で、何かあるたびに聖書を開いて読んで、悟りがあったり、人生について学んだりと。
聖書ってそういうものじゃないですか。(一応ゴスペルクワイアに大学の時入ってたので、キリスト教でもないのに協会にお邪魔して歌ったりしてたので、周りから聞いた感じ。)
で、
Illusion of Lifeはまさにアニメーションにおけるその役割を担っててマジで聖書なんですよ。アニメーションをやる人にとっての。
内容がとても、哲学的というか、アニメーションにおける単なる技術だけを書いてあるだけではなく。アニメーションをやるうえでの、心構えだとか、考え方だとかそういうことがたくさん書いてあるんです。
しかも、また、ディズニースタジオ内で実際にあった例なんかも交えて語られるものだから、それこそほんと聖書のストーリーのアニメーションバージョンみたいな感じなんですよね。
で、アニメーターとして成長すればするほどどんどん、Illusion of Lifeに書かれている言葉が、しっくりきたり、新たな発見があったり。
真面目にバイブルなんですよ。
そういう意味で
アニメーターズサバイバルキットの方は本当にサバイバルキットなんですね。
「キャラクターを動かすうえでとりあえずこれだけは知っておけ!」という技術中心の本。
ただ、アニメーターとして、演技だったり、命をキャラクターに与える。良いストーリーとは、アピールのあるキャラクターとは、といったことを考えた場合、Illusion of Lifeを開くんですね。
まあそういう意味でも本当、
アニメーションのバイブル。
という言葉もただのうたい文句ではないということです。
というちょっとした雑記でした。
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