スクオッシュ(潰し) と ストレッチ(伸ばし)
についてから書こうかな。
でも、言葉で説明するのがへたくそなので動画で見てもらったほうが早いと思うのです。
どちらもボールがぴょンぴょンはねている動画ですが。
一つ目はスクオッシュとストレッチなし、
二つ目はスクオッシュとストレッチが入っています。
「スクオッシュストレッチなし」
「スクオッシュストレッチあり」
二つ目の方が堅さがないというか、ボールの感じが変わりますよね。
この画像のように、元のサイズよりも、伸びてるのがストレッチ、つぶれてるのがスクオッシュ。
こういうフレームをいれることで、ボールが地面にぶつかったときのインパクトだったり、早さだったりを表現することができます。自分がアニメートしている物体の質感や、重量をコントロールできます。
たとえば、堅いボールだったらストレッチもスクオッシュも全く無く最初の動画のようなかんじになるでしょうし、もっと、やわらかいゴムでできたようなボールだったら二番目の動画みたいにもっとスクオッシュとストレッチが激しい感じになるでしょう。
こういうスクオッシュとストレッチを随所に使うことで、動きにやわらかさとか躍動感が生まれます。
ちなみにボールで表現してみましたが、別にボールだけとは限りません、顔のパーツ全体でストレッチやスクオッシュをいれることもあります。
こんな感じに
普通の表情
スクオッシュされた表情
ストレッチされた表情
ただ単に顔のサイズを伸ばすとかではなく眉毛や目や表情としてストレッチスクオッシュすることがみそです。
あとは体全体を使ってストレッチスクオッシュする事もできますし。ちょっとこのポーズはやっつけになっちゃった感じですが、こういう感じで、ポーズがスクオッシュやストレッチされてる状態というのもできるし。
「スクオッシュポーズーデフォルトポーズーストレッチポーズ」
スクオッシュとストレッチはいたるところで使われます。
グーグル検索で squash and stretchと画像検索をかけると、結構あーこういう感じか。というのがわかると思います。
これはアニメートしていく上でいっつも使うテクニックですのでさすがリストの一番上に来るだけあって大事なことです。リストにあるのは全部大事ですがね。
ちなみに、アニメーションで大切なのは「バランス」だと思います。スクオッシュストレッチをどれくらい入れるかというのは、アニメートしている物体、作品のスタイル、シチュエーションで大きく変わりますので、沢山ストレッチして沢山スクオッシュすればよく見えるというわけでもありません、いい塩梅でスクオッシュとストレッチを的確に取り入れることが大事だと私は思うのです。
Malcolm character courtesy of AnimSchool.com
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