2014年12月10日水曜日

アニメーションのざっくりとしたカリキュラム

動画を交えて説明したいトピックもたくさんあるのですが、そうじゃ無いのは朝の通勤時間に更新することにしました笑。只今電車です。(暇があれば後から動画を追加するかも)

アニメーションを学ぶうえで一体どう言うプロセスで学ぶのか(アメリカの場合)。

ざっくりとこう言う感じだとおもいます


1.基礎

アニメーションの12原則のような基礎をしっかり頭に入れる。覚える。出来るようになる。

練習によく使われるものの例
ーバウンシングボール(弾むボール)
ー質感の違う物の落ちる様子(参考までに私の学校では、葉っぱ、レンガ、ボール、フラワーサック(小麦粉の入った袋)をやりました。)
ーペンデュラム
ーボールに尻尾が付いた物で、ストーリー性のある物を作る

2. ボディ メカニクス (Body Mechanics)

人間の体がどう動くかを理解する段階です。プラスアルファで動物とかもありますが、これは別で教えることが多いと思います。この段階だと使われるリグも顔が無かったり顔がシンプルな物も多いです。と言うのも表情とかに集中する前に体がどう動くかと言うのをしっかり学んで欲しいからです。

練習によく使われるものの例
ーウォークサイクル、ランサイクルなどの歩いたり走ったりのサイクル。
ー物を持ち上げる
ー物を押す、引く
ージャンプ
ーセリフなしのパントマイムショット
ーアクション系の動き
ーとにかく体全体を使った動き。

3. アクティング(演技)

演技の練習ですね。キャラクターが何を考え、どうしてそういう動きをそこでするのか、といったことを学びます。リップシンクとかも学びます。瞬き、眉毛の動きとかもそれだけで2ー3記事かけちゃうくらいです。これは本当難しいやつです。これをやれば正解というのがないんです、演技なので。世界の一流俳優女優クオリティの演技、それをアニメーターの手で作り上げられるようにならないといけません。なので、基礎や体の動きをしっかり叩き込んでからこう言うのに移ります。

練習によく使われるものの例
ー映画などからセリフを選んでそれにアニメーションをつける(アニメ映画からは選ばず実写のものを使う)




とまあこういう感じでしょうか?

なのでアニメーションを始めたばかりでいきなりアクティングショット!とかはやらずに、バウンシングボール、ウォークサイクルというように準々に学んで行くのがいいと思います。

かくいう私もそういうのわかってなかったんで、だいぶ前のめって技術無いのに高度な事をしようとして、プロの方に見せて。バウンシングボールからやろうね!と言われたことがあります。

基礎、たいせつです。






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