今回はリファレンスが前回にもまして超絶恥ずかしいものなのですが、見苦しいので見たくない人は見ないでください!笑
ーサウンドクリップ選びとアイデアだしー
さて、前にちょこっと書きましたが
2ショット目は絶対ミュージカル!!!
2ショット目は絶対ミュージカル!!!
と決めていたのでミュージカルをあさりまして、7週目に先生からOKをもらったサウンドクリップがこちらです。
2:41秒のあたりから13秒間くらいです。
アクロスザユニバースという全てビートルズの曲で構成されたミュージカル映画です。因みに見たことない人いたら、これ超お勧めですよ!
使う部分は
”So I hope you see that I would love to love you”
意味は 「だから、私はあなたを愛したいと思ってるという事をあなたがわかってくれてるといいな」みたいな感じでしょうか
さて、とても、繊細な感じで色々と楽しそうですが。
恋する人に手紙をかいてポストに投函するところ。とか、いろいろアイデア出てきたのですが。なんだか
「窓から去っていく恋人を見つめて思いをはせる」みたいなのがいいなあという風に思い浮かびました!
そのアイデアが気に入ったので、それの為に下準備。
今回窓辺に座ってるという設定にしたのでセットが必要です。
で、ひざくらいの高さで座れるところがあって、2階くらいの位置の窓がいいなあー。と思っていたんですが。
うーん、どうしたものか。そういえば101匹ワンちゃんの家いい感じだったよなあ。
そうそうこういうイメージ。こういうイメージでなんかシンプルな座れる窓辺ないかなあ。とGoogle画像でリビングルームだの窓だの検索すること小一時間。何もみつからず。次の日出勤。
あ!!!すげえいい窓あった!!!
会社の窓がすごいいい感じだったのでこれで行くことに決定!
なので、超簡単なセットを作り、ためてあったプロップライブラリから花瓶なんかを引っ張り出し。
大体こういうショットがいいな。ということでこういう感じに決めました。
因みに今回はAnimSquadの一番新しいリグのミシェルちゃんを使おうとおもったのですが。
ミシェル
ご覧のとおりミシェルはふわっとしたスカート、髪型も特徴的なデザインです。
なので、カメラの位置ミシェルの顔が良く見えるアングルになるようにしました。
ーサブテキストとビートを明確にー
さて必要なアイデア等はそろったので、サブテキストとかビートを明確にしていきます。最初のショットでやったような、ブレスの位置の確認なんかもします。
先ずはどういうビートか。
1.So I hope you see 去り行く恋人を見つめて思いつめる!
2.That I would 恋人との写真を見つめ思い出を見つめる!
3.Love to love 思いが溢れる!
4.you 心苦しいながらも落ち着く。
というビートかな?と
そして、サブテキスト!
So I hope you see that I would love to love you.
(わかれなきゃいけなくなってしまったけど、辛いけど、あなたがそうするなら、私はそれをサポートするわ、ああ!大好きよ!私のいとしいあなた!)
なんてこっ恥ずかしいんだ!でもこういう心境なんです!
ーリファレンスをとるー
楽しい楽しいリファレンスタイムです。
ご覧のとうりミシェルはスカートと髪の毛が特徴的です。スカートはいてるときってスカートはいてる動きになるじゃないですか。座ってるだけだって言ってもスカートはいてるほうが雰囲気出ると思って。
私ちょうど、女子だし。私丁度髪の毛長かったので。丁度いいと思い、結婚式に着たドレスを夜中の9時ごろ引っ張り出してきて、スッピンに素足に派手なドレスというわけわからない格好でリファレンス撮影に挑みました。なのでとても見苦しい格好ですが許してください。
一番最初のが一番気に入ってて、そして、その他好きなニュアンスやポーズや表情があったものを集めています。
今回は前回みたいにリファレンスに全て沿うというよりは、ベイマックスのリファレンスを見せてくれたときに言ってたようにアイデアとか好きな雰囲気とかニュアンスに注目してやってみようかな!と思いまして。
大方一番初めのリファレンスに基づいているのですが。結構雰囲気とか、ショットの内容を最重要にしてブロッキングしていくことにしました。
ーブロッキングー
さて、ブロッキング始めたんだけれど、ブロッキングする時間が足りず途中からめちゃくちゃ中途半端になりながらもこちらを提出しました。(授業始まってから1時間ちょい、他の生徒の講評を聞きつつ作業してました。笑)
ちなみに、FKIKどっちがーとかよく言いますが、今回は手をどこかについたり乗せたりが多いのでどちらもIKでやりました。FKがよいかIKがよいかというのは、ショットにもよるし好みにもよるので、このショットはどうやったら一番効率がいいか?というのをショットをアニメートする前に考えて決めるのが良いと思います。
ー先生からのフィードバックー
また箇条書きで先生からのフィードバックを
ー凄く雰囲気がいいね!
ーしかし、アニメーションにもっとサブテキストを入れよう、歌詞をそのまま歌ってるだけみたいになりつつある。
ーサブテキストが感じ取れるよい瞬間はたくさんあるのでそこをプッシュしていこう。
ーたとえば最初のところで、相手が恋しい感じというけど、いま体が部屋の方を向いてるのでそこまでのパッションを感じない。
ー窓に身体を向けて窓に手をついているとか、なにかしら去っていく彼を見つめているというのを強調したほうがいい、1フレーム目でグッと来るかんじにしよう!(ちなみに何もこちらはいってないのに、彼が去って行ってるのを見つめているというのをわかってくれたようでそれは良かった!)
ー髪の毛をすっとやる動きすごくいいから、そこをもっと強調しよう。
ーCheesy(チープでありがちな)になるかもと思うけどそういうのは大抵上手くやればよく見えるんだ。ちょっとcheesyと思うかもしれないけど、このショットには合うよ。(たとえば窓に手を置いて相手を思うポーズとかそういうの)
ー(最後の3秒ぐらいは私も授業始まってから人の講評見ながらつけてたブロッキングなので超やっつけなのですが。)ここで上をみちゃってるけどせっかく恋人とのコネクションを前半で演出しているのだから、ここでまた彼が居た方向をみるなどして全体につながりをもたせたらいいのでは?
ー写真をプロップに使うのは凄くいいアイデアだ!
ーグッと写真を胸に引き寄せるのもすごくよい!
ー全体的にさっき言ったサブテキストをプッシュしよう!
とのことでした!うんたしかに!最初の部分はとくに歌うだけみたいになってしまっているし。もっともっとプッシュできそう!
一つ目のショットは8週間かかってしまったけどあと4週間で2倍の長さなんだけれど終わるんでしょうか?でも、このブロッキングの反応は最初のショットのブロッキングを最初に見せたときよりも良かったので好スタートかなあ?
さて、今日ももうまぶたが重いので寝ましょー!
Happy Animating!
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