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2020年7月27日月曜日

子育てしながらアニメーションクラスを取る!

さて、Animation Focusのまとめ記事を書く中で、

「子育て」にフォーカスした記事も一つ書いておこうかと思います。ほかの記事と重複している内容もありますが、この記事では「子育て」にフォーカスした内容をまとめておきます。

仕事がフルタイム!2歳児がいる!という状態での受講だったので、その観点からです。

最近はツイッターの #子育てCG屋 というハッシュタグから派生したSlackワークスペースで子育て中のCG屋さんと情報交換をしたり、

CGワールドでも子育て関連の連載が始まったり。CG業界で仕事をする&子育てというトピックへの関心も高まってきてるように感じます。



「CG業界は忙しいから子育ては無理!」との言葉は度々聞いたこともあったのですが、「どうやったらCGやりつつ子育てをしていけるか?」という視点でアプローチしている子育て家庭の話がぼろぼろと出てくるのは素敵なことですね!

さて、子育てをしていてやはり大変な事の一つなのが

「学び続けること」

だと思います。子供ができるとやはり、子供がいなかった時のように勉強の時間や仕事外で何かをやるというのが難しくなります。これはみんな直面する悩みなのではないでしょうか?子育てしながらアニメーションクラスを取るのはぶっちゃけ大変でした!
なので、どういう感じで課題用の時間を取っていったか?子育て家庭としてよかったポイント。をまとめておこうと思います。



やると決めたらやる
一番最初に根性論です。根性論が出てきてしまいました。笑。

しかし、意思を持つというのは結構大事な気がします。私の場合は、2018年に子供が生まれたのですが、生まれる直前に「とりあえず数年は忙しくて無理だろうけど少し軌道に乗ったら絶対にアニメーションクラスをとる!よし!2020年にとる!」と2018年の時点で決めました。この何が何でもとってやるぜ!という気持ちを温め続けたのはプラスだった気がします。

2020年になってアニメーションスクールを吟味しだしたのですが、そのころAnimation Focusを発見しました。スクールのサイトを読んで、今の状況にぴったりなクラス!と思い受講に至りました。

パートナーと意思疎通をしっかりとる
私がクラスを取る、ということはそれだけ子育ての負担がパートナーに行くということです。でもまあ、2018年から言ってたことなので、それだけ前から言ってたので夫も心の準備はできていたようです。

なので、クラスを取っている間はどれだけ負担が増えるか?大丈夫か?みたいなことをしっかり話し合っておくことも重要だと思います。そして、逆にパートナーが学びたいとかいう時期になった場合はそれを全力でサポートします。持ちつ持たれつですね!


クラスの時間を自分で決められる
まずクラスは日曜日の午前中でした。先生がイギリスにいて、私がアメリカカリフォルニアだったので時差があり、先生と話しあってミーティングの時間を決めました。この先生の時間と合う限り日時に融通が利く、というのが一つ、ポイントでした。

頻度と拘束時間
子供がいないときは、できるだけ授業時間が多ければ多いほど良いと思っていましたし、それはそうだと思います。よく合計授業時間と値段で割って、一時間当たりいくら、という見方でそのスクールを取ろうか決める一因にしていた気がします。せっかく学ぶのですから、たくさん授業時間がある方が、お金も払うのだしお得です。

しかし、実際子供ができると「所定の時間にパソコンの前に座る」これが難しいと気付きます。特に「所定の時間」これが難しいです。なので、一度に2-4時間もあるようなクラスだとどうしても難しくなってしまいます。ですが1時間くらいだと、まあ、何とか時間が作れるんですね。なので一回の授業が1時間というのも良かった点です。


余談ですが、私はAnimation Aidでクラスを教えたりもしてるのですが、子供ができた後二度やっていて、一度目は夜にやったのですが、これは難しかったです。なので二度目は朝の5時みたいな早朝(日本時間では夜なのでちょうどよかった)子供が起きる前にやる、みたいな工夫もしましたが。朝の方が子供がいる身としては都合がよかったです。


融通が利くか?
これは他のAnimationFocusレポート記事でも書いているのですが。1対1だったため、こちらが体調を崩したり、もう少し課題に時間が欲しいという理由でクラスを延期したいという申し出をしたら受け入れてもらえたことです。これが生徒の人数が多い場合、ほかの生徒もいるためそういう融通は利きにくいと思いますが、何分1対1で、私がいなければクラスは行われません。また、課題にもう少し時間が欲しいという面でも「直さなければいけないとわかっている部分を指摘されるのは時間の無駄、自分の納得のいくところまで持って行けたものにフィードバックをもらう方が建設的」という理念を先生も持っていたようで、すんなり納得していただけました。

やってる人はちゃんとやってる、というのはそれはそうなのですが、しかし1日は24時間しかないというはみんな同じで、子育てをしているとその24時間でアニメーションに割ける時間というのはやはり減ります。なので、これはもうしょうがないと思います。

受講がすべて終わった後に、スクールを受けてみての感想・アンケートがあって「改善点はあるか?」という質問があったので「週に一度ではなく2週に一度というオプションがあると人によっては助かるかもしれない」というフィードバックを残しておきました。

個人的に子育てしてると1週間が早いので、2週に1度くらいの頻度のクラスとかがあればその方がありがたい気がします。(課題があるタイプのクラスは特に。)


時間の取り方
基本的に次のクラスまでに取れそうな時間を計算し、そこから逆算して何フレームこの日までにできていないとヤバイ。という計算方法をしていました。最後の1-2日は余裕を持たせ予備日にしていました。というのも、いくら逆算しても絶対追いつかないんですよね笑。予備日をあらかじめ持たせておくと心の余裕ができてよいです。

平日は子供が寝た後に1-2時間。休日は夫に見てもらうという前提でもっと多くの時間を取れました。

この休日が課題でつぶれてしまうという点を見ても、Animation Focusが全4回という短さだったのも良かった気がします。正直これが、3か月あるクラスとかで、3か月間休日がつぶれるというのは子育て家庭としてだいぶ負担です。子供との時間も欲しいですからね!ですが1か月くらいならまだ何とかなります。それも年の初めから5月はクラスだからね!というのを念頭に行動しているので、夫も私も心の準備ができていました。


在宅勤務!不幸中の幸い?
さてさて、クラスに登録したときは1月だったので思いもよらなかったのですが、新型コロナウイルスの影響でクラス受講期間中は完全に在宅勤務でした。これが不幸中の幸いだった気がします。私は普段から片道2時間の通勤時間があるのですが、それがない!というのはつまりそれだけ余裕がある!ということでした。なのでそれも一つの要因だったと思います。


まとめ
無理ではない!けど大変!というのが正直なところでした。ただ、時間がないからこそ、どうやって時間を最大限に活用しようか?という風に意識が働くので、授業時間は短いスクールでしたが、得たものはたくさんあったと思います。

最後のフィードバックをもらい、少々直すところもあるのですが、ぶっちゃけた話めっちゃ疲れた!ので。とりあえずポッドキャストを更新したり、ブログを更新したり、リラックスして、落ち着いたらまた最後のフィードバックを直そうかなと思いました。(ブログ更新とかポッドキャスト更新は息抜きでもあるのです笑)





2020年6月24日水曜日

Animation Focus アニメーションフォーカス 概要

どうもどうも!

最近はポッドキャストをやったりショートフィルムを進めたりでなかなかブログの更新ができていませんでした。

(ポッドキャスト、気になる方はこちらへ!まるちゃんトークというとりとめのないポッドキャストですが、アニメーションのことも度々語っています。)

今回は6回に分けて、Animation Focusというアニメーションのオンラインコースを2020年5月から6月にかけてとってみたのでその内容のシェアです。

とりあえず控えめに言って最高でした!また取りたいー!楽しかったー!

この記事はスクールそのものの概要についてです。そのあと、各クラスの詳細を描いていこうと思います。

スクールのサイトはこちら↓

Animation Focusのサイト


とりあえずまだまだ直すところもあるのですが、最後の週で提出したものを一応載せておきます。


期間としては7週間、授業回数4回、でどの程度までできるか?みたいなところの参考になればと思います!


Animation Focus概要

簡単にまとめるとこういう感じのスクールです。(2020年6月現在)
  • ピクサーのアニメーターさんが教えている
  • 1to1のクラス(一対一のクラス)
  • 週に一度、一時間のクラスが四回、全部で一か月
  • クラスが始まる一週間くらい前に30分程度の事前ミーティングあり
  • 値段は650ドル
  • リグの提供はないので、自分で用意する必要がある
  • ビデオ録画なし
  • 応募はアニメーションリールとともに応募フォームから
  • アニメーションの基礎は知っている人向け
  • 応募後に先生がリールをみてクラスが取れるレベルか判断
  • 授業は英語
  • Facebookグループあり

ではもう少し詳しく。

ピクサーのアニメーターさんが教えている

2020年6月現在で、サイトに紹介されている講師は全員ピクサーのアニメーターのようです。私はPixarでスーパーバイザーも経験しているJude Brownbillさんが先生でした。

JudeさんのVimeo

スーパーバイザーはフィードバックを与えることも主な業務なので、フィードバックを与えるのも上手だなと思いました!ぐんぐんショットが良くなっていくのが楽しかったです。また最近はフィードバックを与える業務も仕事で増えてきたので、フィードバックの建設的な与え方、という視点でも大変学びの多いクラスでした!

一対一のクラス

これがほかのオンラインクラスと違う部分な気がしました。先生一人占めです。なのでとても濃いフィードバックをもらうことができます。あとはオーダーメイドクラス的な側面も強く、自分のやりたいことに寄り添ってくれる形で、結構自由に課題を決めていい、というところがすごくよかったです。

また、私は数人以上いるクラスだと、なかなか質問をしようとしてもできなかったりしてしまうことがあるので、この1対1のクラスというのはとても良かったです。


クラスの頻度、期間

週に一度1時間x4回です。
これは各回の記事でも説明しますが、いろいろあって、3回目と4回目のクラスを延期にしてもらったのですが、その辺、融通が利くのが1対1のクラスのメリットのようにも感じられました。

また多くのオンラインクラスが7回-12回のところが多く、一度の授業時間が2時間から3時間くらいなのを考えると、回数も少なくクラス自体に割かれる時間も少ないので割高に見えるかもしれませんが、何分1対1ですし、内容から見ても費用に見合ったものを得られたと思います。

また、この短くスパッと終わる!というのは、フルタイムで仕事をしていて、しかも2歳の子を子育て中でそこまで時間が取れないという事情の私にとっては逆にありがたかったです。

値段

650USドルでした。時間で割ると高く見えるかもしれませんが、先述の通り、先生を独り占めという面を考えると、高くないと思います、あとは一度に払う値段が12週のクラスだと2000ドル近いスクールもざらにもあるので、一度にかかる値段は少なめなので払いやすいという部分はあります。


リグ

リグが提供されません、大きめのアニメーションスクールだと授業を取ることでRigがついてくることがあるのですが、AnimFocusではRigは自分で用意しなければいけません。ただ、最近は15-20ドルも払えばいい感じのリグを買えるし、フリーでよさげなリグもいっぱいあるので、リグの利用規約さえしっかり読めばそこまでデメリットでもないと思います。私は15ドルで買ったこちらのリグを使いました。





Animation Focusでも低価格で買えるリグを紹介しているページがあります。


ビデオ録画

スクールによっては授業を録画してくれるスクールも多いですが、そういうのはありませんでした。

応募に必要な物

経歴と、なぜクラスを取りたいのか?の簡単なエッセイを英語で提出しないといけません、それから、デモリールが必要です。ここで中級以上のスキルがあると判断されればクラスを取ることができるようです。アプリケーションを送ってから2-3日くらいで返事がきました。

想定されるレベル
中級から上級レベルという風に記載されているので、それくらいのレベルの人向けのようです。それ以外は18歳以上でアニメーションのできるソフトがある事が条件です。レビュー自体はSyncSketchで行いました。

英語の授業
アメリカ拠点のスクールですので、授業は当たり前ですが英語になります。ただ、一対一なので、大人数のクラスよりももしかしたらハードルは低いのかも?とはいえ、やはりフィードバックをしっかり理解するためにも、アニメーション関連の話をしっかりできるくらいの英語力は必要になってくると思います。あと、詳細は別記事に書きますが、オーダーメイドなクラスという感じでもあるので、しっかりと自分のやりたいことを先生に伝えることが重要になってきます。ちなみに、私の先生はイギリス英語でした!(UK出身みたい?)

Facebookグループ
オンラインスクールは受講すると生徒用コミュニティが用意されていることが多いですが、こちらもグループがありました。驚いたのが、人数が30人いないくらいなことで、まだまだ発足したばかりの新しいスクールなんだな、というのは感じました。実際先生も、確かにスクールが有名になったらうれしいけれど、少人数でやってるスクールだし、見つけてくれた人が受講してくれればそれでいいっていう思いもある。でも、友達に進めたりとかしてくれたら、それはもちろんうれしい!という風なことを言っていました。



では実際のクラスの内容についてはこちらのリンクからどうぞ!(更新次第リンク追加をしていきます。)

事前ミーティング
1週目(プランニング・ポーズ)
2週目(ブロッキング1)
3週目(スプライン)
4週目(ファイナルフィードバック)


Animation Focusまとめに戻る

Animation Focus ① 事前ミーティング

事前ミーティング(打ち合わせ)この回のみ30分 4-26-2020 



まず、私は2020年の1月ごろに5月のクラスに申し込む、という結構早い時期に申し込みをしました。4月の後半ごろに連絡が来て、クラスの始まる前に一度、30分の事前ミーティングが設定されました。

Animation Focusは自分のフォーカスしたいことを重点的にやっていいという方針なので、これをやりなさい、という課題が課されるというよりは、この事前ミーティングで自分のリールや、やりたいと思っているアイデアがあればそれを先生に見せて、話し合った上で課題を決定する、という形でした。

まずリールを一緒に見ながら、自分のキャリアゴールなどを話してクラスで何をしたいか話していきました。

私は「今の会社は大好きでクリエイティブだし何も文句はないのだけれど、アニメーションの仕事はジャンルごとにとても違うので、長編映画を経験していないので、将来的にはいつか経験してみたいという思いがある。また、スケジュール的にポリッシュまで手が届かないケースも多く、ポリッシュが弱い気がするので、そこももっとうまくなりたいという思いがある。また今日見せるリールはもう2年以上前に更新したもので、そろそろ更新しなければという思いもあるから、新しくリールに加えられるようなショットをやりたいという気持ちがある。また、正直に自分に何が足りないかも言ってほしい」といったことを伝えました。

その時見せたリールはこちらです。


あとは仕事のゲームリールを作っていたので、それも見せました。見たい方がいればこちら。↓




先生は「ポリッシュができてないっていう風にも見えないと思うけど?リールを見ると、アニメーションのスキルがあるというのは一目でわかる。アニメーションができる人でもアクティングができない人は多い。例えばこのワインのショットは私は好きですよ。何を考えているか、彼女がワインを愛しているというのがアクティングチョイスから伝わってくる。最初のとかはとてもディズニー的ですね、あ、悪いって言ってるわけじゃないのです。例えばピクサーだと正しいアクティングチョイス(演技の選択)ができる人を重宝する、入るときにはブロッキングレベルの人もいたことがある、重要なのはアクティングチョイスをしっかりできる人。だからこのクラスではアクティングがしっかりできるものをやるのがよいのでは?」

といったような返事でした。

アニメーションのスキルはある!と言ってくれたのはすごいうれしかったです!もともと、ピクサーアニメーターの先生ということでアクティング系のショットをやりたいな、と思ってこのクラスを取ったのもあったため、私は先生に同意で、アクティングショットをやろう!という方向性に決まりました。

私は日頃から、やりたいダイアログがあるとフォルダに貯めたりしてるので、そこから4つくらい選んで提案してみました。それに加え、AnimationAidの若杉さんがやっている、エイド宿題というものがあるのですが、その一環として作ったポーズを個人的に気に入っていたのでそういう設定のパントマイムショットでもいいかも?という話をしました。

ちなみにパントマイムショットに提案したのはこちらのポーズです。


「疲れた会社員のお姉さんが、コーヒーが必要だけど疲れすぎてこぼしちゃってあーあ」みたいな流れのパントマイム、いいかな?と思ったのです。

先生はどれも良い!という感じで「あなたが一番やりたいと思うのはどれですか?」と聞いてくれて、

ダイアログのほうがやりたかったので結局ダイアログにしました。

先生「やっぱり、せっかくやるんだから、自分がアニメーションをしたいと思えるものをやるのがいい、あなたがこのセリフを一番やりたいと感じるならそうしましょう。」

アニメーションの勉強方法を調べていると「上達するために必要なやり方」これは大事は大事なんですが、やっぱり楽しくないと続けていけないんですよね。だから「やりたい」「楽しそう」と自分が思えるものをやる、というのはやはり大切なのかな?と思いました。


最終的に選んだダイアログはこちらです。正直育児にフルタイムの仕事もある中で(そうそう、2年前に子供生まれたんですよ!笑)10秒のダイアログを4週間でできる時間の捻出をできるのだろうか、とも思いましたが、選んでみました。


最終的に先生もこのダイアログを気に入り、来週までにはプランニングをしっかりしてくるようにと言われました。そして、できるところまで3Dでもカメラとレイアウトを決定し、いくつかポーズを作ってくるように。と。

因みにこれはUndoneというAmazonPrimeのロトスコープを使ったドラマから引っ張ってきた音声です。基本的に「アニメーションの練習に使う音声はアニメーションから取ってこない方がいい」というのが定石なのですが、これの場合はロトスコープなので例外と判断しました。

因みにUndoneの予告編はこちら、話はそれますがこのドラマ、めっちゃよかったです。おすすめです。


因みに、なんでアニメーション映画等から音声を引っ張ってこない方がいいか?というのは、もうすでにアニメーターが解釈を加えた動きがこの世に存在してしまっているので、それとどうしても比べられてしまうから、リール用にはおすすめではないんですね。自分で練習する分にはいいかもしれませんが、それでも、自分もアニメーションとして出来上がってるものを見てしまっているので、どうしても既に存在するものに引っ張られがちです。

ロトスコープの場合は動きという面では、ほぼ実写に近いので、使っても大丈夫かな?という判断をくだしました。先生もそこは同意のようでした。

アニメーションの練習用サウンドクリップ選びの際に気を付けることは前に記事にしていますので、そちらも参考にしてみてください↓



決まったプラン

さて、先生と30分話、全四回のクラスでやっていくことが決まりました!

Week1 Blocking
Week2 2nd Pass Blocking
Week3 IP(In Progress)
Week4 Final Notes

という流れになるだろうとのことでした。

事前ミーティングからとてもワクワクしました!

では、次回はプランニング回です!

2020年6月14日日曜日

レイアウト

さてさて、


の記事で上げた項目を全部記事にしないままなんかもう5年くらいたっていますね。
ここ数年更新ができていませんが、ブログを捨てたわけではありませんよ笑。

最近は仕事でレイアウトをやることがすごい多いのでこちらのレイアウトの記事を更新しようと思い立ちました。アニメーターの人ではレイアウトをやる人も結構多いのではないでしょうか?

レイアウトとは?

「レイアウト」という言葉自体は、日本語の中でもいろいろな業界や場面で使われる言葉です。ここでは当たり前ですが3DアニメーションとかCGの世界においてのレイアウトの説明をしていきます。

とはいえ、3Dアニメーション以外でも、色々な場面で使いますよね!レイアウトという言葉は。

しかし、言葉の説明からするのが好きな私なので、英単語の説明からします笑。

まず英語でもそのままLayoutといいますね(というかまあ、英語から来ている。)

英単語では lay out と動詞で使うと「並べてみる」という意味もあり、名詞としての layout を調べてみると
the way in which the parts of something are arranged or laid out.(何かの一部の並べ方とか編集され方)

というのが出てきます。ふむ、、、わかるようなわからんような。

とはいえ、カタカナの横文字が出てきてわからないときは、語源である元の意味を知るとぐっとわかりやすくなります。

3Dアニメーションの世界においては

ストーリーボードや絵コンテがあればそれを、なければ台本などの状態のものを、3D空間でカメラやキャラクターを配置し、アニメーションのできる準備をする段階と考えてもらうとよいかもしれません。

良い例としてこちらのモンスターズユニバーシティのストーリーボードから完成までを段階的に見せている動画を見てみましょう。






Layoutが12秒あたりから始まりますが、レイアウトは通常こんな感じの状態です。キャラクターが画面上のどの辺にいるか?などが分かるよう簡単なポーズがついていたりしますが、簡易的なもので「良いポーズ」とかはとりあえず忘れて、カメラワークとカットのつながり、大まかなタイミングなどを決めていきます。

アニメーションに入ってしまう前に、しっかりカメラワークを決め込んでおかないと、直すのに二度手間になってしまったりしますので重要な段階です。(アニメーターがカメラを少し後で調整ということはいくらでもあるのですが、全体的にはここでしっかり決めておくことが多いです。)

レイアウト作成の流れ


1.必要なものを集める
台本なり絵コンテなりを読んで、必要なものを把握したら、3Dプログラム内に必要なものをかき集めます。(私は大体MAYAなのでMayaですが、プロセス的にはどれも似た感じだと思います。)

ーカメラ
ー背景
ーキャラクター
ープロップ(小道具)
ー音声があるなら音声

個人制作だと自分で用意しないといけないものも多いかもしれませんが、スタジオ等の場合大体、カメラはこれを使ってくれ、キャラクターはこれを、小道具はここから、といった感じに大体のパイプラインができているところが多いです。

小さめのスタジオだと手動でやらないといけないところも多いとは思いますが、スタジオによっては「ポチっとな」でいろいろな必要なものをシーン内に集めてくれるようなスクリプトがある場合もありますが、そういうのがあると時短になります。

背景は、適当に簡易背景を置いておいて、アニメーションが出来上がってからSet Dressingといってセットをきれいにしていく形もあれば、最初に背景がもう出来上がっているのでそれを読み込んでほしい、という形など、業界やスタジオによって様々です。それぞれのパイプラインのやり方に合わせてやりましょう。

2.レイアウトを作る!

実際にキャラクターやカメラを配置して、欲しいレイアウトを作っていきます。カット(ショット)ごとにシーンファイルが分かれているスタジオもあれば、長めのシークエンスを1つのシーン内に収めているスタジオなど、様々です。どちらにしろ、レイアウトを作るときはカットとカットのつながりが大事になってきますので、その辺は意識するといいと思います。

実際にレイアウトを作り出してみると、

「あれ?ストーリーボードではコップを持っていたけど、コップのモデルって出来てますか?」→「あ!やばい!無いや作らないと!」

「キャラクターのセリフがまだ最終版ではないけどどうしますか?」→「プロの声優さんの音声が上がるまでまだあるから、とりあえずカメラワークだけしっかりやって、後で微調整しよう!」

「ここモブキャラが3人いますが、リグ出来てますか?」→「あ、これは○○のリグを使っておいてください、あとで差し替えます。」

などなど、いろいろな疑問が出てくると思うのでそういうのも作りながら解消していくとよいと思います!

レイアウトは誰がやる?

アニメーターの仕事は基本アニメーションをつけることなのですが、スタジオの規模によってはアニメーターがレイアウトを担当することも少なくはありません。
大きいスタジオによってはレイアウトを専門にやる人を雇ってるところも多いです。

またThe Third Floorという会社のように、3Dプレビズ(3Dストーリーボードのようなもの)を専門に扱う会社もあります。

冒頭で言った通り、私も現在、レイアウトの仕事が多めになっています。(私の会社はゲーム会社なのですが、アニメーターがインゲームからシネマティクス、レイアウト作りまでいろいろと担当します。)

レイアウトは私は弱いところなのでもう少し勉強しないとです笑

レイアウトに重要な事とは?

画面構成
ほんとに重要な事がいろいろあるのですが、やはり映画の画面構成についての知識はたくさんあればあるほど良いと思います。

例えば、ステージング の記事で書いたような画面構成についての知識事を把握しているとレイアウト作業をやるうえでとても役に立ちます。

ソニーでアニメーターをしている若杉さんのユーチューブ動画でも少しレイアウトの基礎知識について触れていてよいですね!

若杉さんのレイアウトについてのYoutube

フォーカルポイントやEyeTrace




フォーカルポイントについてのAnitoon記事

ヨーヘイさんのこのブログのFocal Pointというのはとても大事なのですが、なかでも、カットが切り替わるときのFocal Pointを維持するというのがとても大事です。EyeTrace(アイトレース)と英語では言ったりするのですが。観客がどこを見てるか?という視線誘導の話は静止画ではよくされる話ですが、アニメーションは動画です、なので、カットが切り替わる瞬間に観客がどこを見ているか?というのも気を付けなければいけない部分なんですね。


最初に挙げたモンスターズユニバーシティの動画もそこを気を付けつつもう一度見てみると、EyeTraceがしっかり考えられて作られているのが分かると思います。

皆さんも次に映画を見るとき、カットが切り替わる瞬間のEyeTraceに気を付けてみてみると面白いですよ!

カメラの知識

またカメラの知識についてもしっかり把握しているとよいです。

3Dでは現実のカメラを模したカメラを配置できるので、そこで実際にFocal Length(画角)なども設定できるので、現実のカメラワークについての知識があるとレイアウトもやりやすくなります。

カメラワークについてもしっかり知っておくのがよいです。ドリー、パン、ズーム、などなど、違いは分かりますか?こういう言葉もしっかり知っておかないと、レイアウトのフィードバック時の意思疎通が取りにくくなるので、こういうことに精通しているというのも、必要になってきます。

中にはそういうトリックを使ったVertigo Shot(Dolly Zoom shot)と呼ばれるものもありますので、調べてみると面白いです。

カメラワークについてはまたいつか別で記事にしてもいいかもしれません。

日本のアニメのレイアウト

最後に少し、日本のアニメでのレイアウトについて触れたいと思います。私の書いてるのは主にアメリカの大学と業界で学んだことが多いので、そっち方面に振り切ってる感じなのですが。日本のアニメのレイアウトはかなりスタイルが確立されていて。英語圏のスタジオでもすっごい大人気です!よくレイアウトをやってると、アニメのこんな感じのあれかっこいいよね!と同僚アニメーターからGIFが送られてきて、みんなでアニメを見ては研究。。なんていう事もしばしば。

日本のアニメのレイアウト手法についてはまだまだ勉強をしないといけない部分なので、頑張っていきたいです。

おわりに

と、レイアウトというのがどういうものかの簡単な説明でした!

最近は若杉さんのサイトにいい情報が詰まっているので自分でブログを更新しなくなったのもあります、が、やっぱり自分の言葉で学んだことを発信していくのはいいことですね!


ただ、レイアウトもアニメーションと一緒で観察がすごい大事です。お気に入りの作品を見ながら、なぜそのレイアウトが素敵なのか?かっこいいのか?自分で研究してみるといいと思います!


では、ハッピーアニメーション!


2015年3月4日水曜日

Double Fine Adventure ドキュメンタリー

どうも!ミユキです。こんにちは。

最近もっぱらAnimSquadの授業の経過ばかりですが。

現在私が仕事でやっているBrokenAgeというゲームのドキュメンタリーがなんと無料でYOUTUBEに上がっているのでそれのお知らせと、いったいどういうプロジェクトなのか?という事を少し。

Broken Ageなのですが、元々Double Fine Adventureとしてキックスターターでお金を集めて始動したプロジェクトなんですね。それもかれこれ3年も前なのですが。

ただ、おもしろいのが、キックスターターで発表した内容は昔流行っていた「ポイントアンドクリックアドベンチャー」というジャンルのゲームを作るということだけで、アイデアから何から、ゲーム開発を1からドキュメンタリーにして見届けるという趣向だったのですね。
(そんなわけで、ミーティングから仕事してるときまでいつもカメラが回りに居るのですが。なのにいつもスッピンの情けない私w)

アイデアだしから、完成まで現在18話まであります。キックスターターのバッカーであるか、または10ドルで購入することで見れるものだったのですが。なんと、発売も近いということで、今週からYouTubeに少しずつアップロードしていくようです!現在1話から3話まで見れるのです!そして毎週すこしづつアップしていくみたい!因みに話数は現在進行形で撮影はしてるので増えると思います。
(すべて英語ですが)

個人的にゲーム作りを始まりから最後まで追うというのは面白いとおもいました。そして、今Broken Ageが完成に近づいてる中で仕事をしつつ。このエピソードを見ていたらなんだかちょっとうるっと。

3年という月日を2PlayerProductionというビデオチームがこのゲームの始まりから終わりまでを追ってきたのです。なんだか感慨深いですね。

というわけで、英語のわかる方で、興味のある方がいればぜひ。

ACT1はもうリリースされていて今後ACT2がリリースされる予定です。


こちらがキックスターター用のビデオ



そして、ドキュメンタリーの1話。



ちなみに、この会社の社長ティムシェーファーが過去に作ったアドベンチャーゲーム。
私の旦那さんが子供の頃にプレイして大ファンという意外なつながりが。

まさか、未来の奥さんが同じクリエイターのゲームでアニメーションをするなんて思ってもみなかったでしょうに。


2015年2月24日火曜日

Being Professional -プロフェッショナルであること-

こんちわーす!


今日はアニメーションの話というより、英語の話。


Being Professionalということについてちょっと書こうかなと。

直訳すると プロフェッショナルであること。

ですかね。

professional attitude(プロフェッショナルな態度)
とかも言ったり

個人的には日本で言う「社会人としてのマナー」みたいなものと近いと思います。
ただ、日本語のそれだと学生の間は別に社会人としてのマナーが!
とか言われても、俺まだ社会人じゃないし。といういいわけができますね。

しかし
Being Professionalは学生であろうがプロであろうが関係なく。大切なことです。


もちろん、professional vs Student(プロと学生)という風に、仕事をしている人vs学生という意味でもProfessionalという言葉は使うのですが。

ここでいうBeing Professionalは態度とかマナーとか意識の問題です。


まあ、締め切りを守る。
とか、コミュニケーションをしっかりとる。とか
わがまま言わない。とか。

一緒に仕事しやすいかどうか、というのが。それですね。


因みにBeing professionalという言い方は別にクリエイティブな仕事であるかは関係なく使います。

She is very unprofessional. というと
(彼女は実に社会人としてなってない。)


というような意味になるかと(それこそ、遅刻したり、締め切り守らなかったり、仕事を全然しなかったり。)

私の学校では口すっぱくこの辺を言われました!Be Professional! とよく注意されました。日本ではどうかわからないのですが。クリエイティブな事をしている人とか、アーティストとかって、結構芸術的で自由奔放で。という風に思われがちですが。アメリカだとプロフェッショナルアーティストであるということは、そういうモラルや、マナーなんかもしっかりしていないといけません。

前に誰かのレクチャーで言ってたのですけれども、プロのアーティストとして成功するにはこの3つのうちの2つあれば成功できる!みたいに(うろ覚えなのでたぶんですが笑)
で、その3つというのが。

ー腕前
ー人柄
ー締め切りを守るか

腕前がめちゃくちゃ良くて締め切りは絶対に守ってくれるなら。人柄にちょっと難癖あってもOK

腕前が良くて人柄がよく仕事がしやすい人ならば、少しくらい締め切りがおくれてもOK

腕前はそこそこだけど、いつも締め切りは絶対にまもり、人柄がとてもよく仕事がしやすい人ならOK


という感じでしたっけ?

まあ3点セットで全部あれば最高なんですけどねー。

1つだけだとダメなんですよね。

たとえば。

腕前だけ良くて、締め切り守らないしめちゃくちゃ面倒くさい性格。
締め切りは絶対守るけど、仕事の内容は良くないし面倒くさい性格。
人柄はいいんだけど、締め切りは守らないし、腕前も良くない。


だったかな?

まあ、そういう感じで言っていました。
締め切りを守るっていうのと、人柄はこのBeing Professionalですね。
人柄なんて、変えられないでしょ!と思うかもしれませんが。これは、性格というよりも、仕事がしやすい人か?ということだと思います。


ちょびっと英語の話でしたー。

2015年1月25日日曜日

大塚康生さんと日本のアニメ史とディズニーと

先日日本の2Dアニメーターの友人とスカイプを通してアニメーション談義を繰り広げていたところ。

大塚康生さんって知ってる?といわれ、聞いたことある!となり。
顔を見たら!ああー知ってる知ってる!となりましたが、そこまで調べまくったことはなかったので、色々と調べていました。教える内容が動きを重視したもので、なんだか私がアメリカで学んだ事とも似てるなあー。何て思っていたところ、

他の3Dアニメーターが

こんな教材がありますよ!


と教えてくれました。上記のリンク先に「アニメーター教育用 公開教材」
というセクションに大塚さんの教育用のPDFが沢山あるのですが。

おお、フムフム、納得納得、という内容何だけど、どうも、デジャブ感が強すぎる。

12の原則ではなく、28だし。その他もなんか覚えが。

と読み進めていくと。

フランク、オーリーの講義より。。。

フランクトーマスとオーリージョンストンのことです!ディズニーのナインオールドメンの二人ですね!

つまりフランクやオーリーの講義を聞きそれのメモをとり、記録として残し、他のアニメーターと共有していたということ!

ほうほう!とさらに読み進めていくと。


「ウォルトスタンチフィールド」の名前が!

そこまで見て思い出しました。
ウォルトスタンチフィールドはアニメーターでありましたが、教育熱心な方で。とても学びやすい教材を多く作り、ディズニーの中での社内教育に使いました。

特にアニメーション28の原則なんかはウォルトスタンチフィールドがディズニーで教鞭をとっていたときに社内教育用に使っていた教材なのです。

そして、ウォルトスタンチフィールドの死後、この教材はDrawn To Life (リンク先は1巻(緑色)2巻は青いです。)という二冊に分かれた分厚い本となり出版され多くのアニメーターに読まれるようになるのですが。


私はこれが出版されたときを覚えていますが2009年なのです。

で、大塚康生さんのPDF、これ2006年って書いてありました!

ディズニー社内で使われてた教材がアメリカで一般に向け出版される3年も前に日本のアニメーターはこの情報にアクセスできていたんですね!凄いなあ。


ちなみに上記の28原則のPDFでは、図解等は省いてあるといっていますが、つまりDrawn to lifeを買えば図解が見れるということです。

ということでちょっとびっくりしたーということでした!


因みに、このウォルトスタンチフィールドのDrawn to lifeはアニメーションをやるならお勧め本です。現在英語のみだと思いますが。絵もたっぷりなので、良い本です。


大塚さんのドキュメンタリーも見て思いましたが。大塚さんは教育者としてもものすごく優れているんですね!むしろ今までしっかりと知らなかったのが恥ずかしい。。。


ウィキペディアなんかも見ていると、1980年代にはアメリカのテレビ作品の製作をてつだったり、リトルニモなんかはアメリカでアニメ史をやると必ずみるし。

なんというか面白いですね。日本のアニメの歴史というのをもうちょっと調べてみたいなーと思った日でした。

私は短大時代にHistory of Animationというアニメーションの歴史。というのを取りました。たぶんアメリカでアニメーションやると高い確率でそういうアニメーションの歴史のようなものも学ぶのではないか、と個人的には思っているのですが。

日本ではどうなのでしょう?

当時私がアメリカに行こうと思った理由も、4年制大学でアニメーションを専攻しようとした場合、いける選択肢が狭すぎる。もっとどこでも、映画やアニメーションを大学の授業で(それこそ、法学部、経済学部、と同じノリで)学んでいるところで学びたい。と思ったのがアメリカ留学のきっかけの一つでもありました。

それから、数年後には、日本でもアニメーション学部がどこどこの大学にできた等という話をポツリポツリと聞きだしたりもしました。

なので、今はもっと変わっているのでしょうか?大学でアニメ専攻するなら、日本アニメ史、必修。海外アニメ史、フランスアニメ史、ストップモーション史とか色々わけて、選択にしたっていいくらい面白いものだと思います。確かにこういうものは、即戦力を養うにはいらないのかもしれませんが、その学生ががやがてプロになり、アニメーションの将来というものを考えたときこういう知識があるのとないのとではその文化に対する、経緯や、思いいれ、守ろうとする心、後の世代の教育に対する意識、なんかが違ってくるのではないかなあ?と少し思いました。


ともあれ、アニメーションの歴史を良く学び今につなげるっていうのは大事ではないかなあ。とちょっと思った昨夜でした。



2015年1月17日土曜日

11 second clubの紹介

11 second clubについての紹介です!ミニ記事!

毎月開催されている、アニメーションのコンテストです。

11セコンドクラブ


毎月1日にその月のお題のサウンドクリップが発表され。月末締め切りで自分のつけたアニメーションを投稿します。

そして、最初の週で皆で投票して1位から最下位まで発表されるという趣向のもの。


私も遠い昔にちょっとやりました。
今では目も当てられないアニメーションです。笑。

ただ、ガンガンやって練習することもできますし。なにより、ランク付けされるので、自分のアニメーションがいったいどのくらいのレベルなのかー。というのを見るのにはなかなかいいですね。

そして、単純に楽しいですよね!こういうコンテストは!

ただ、デモリールに乗せるという点ではけっこう皆やるし、アニメーターはチョコチョコこのサイトチェックしている人も多いので。

聞いたことある台詞だなあ。てなる人もおおいので気をつけましょう。(サウンドクリップの記事でも書きましたがみんなが聞いたことある、すでにアニメートされた映像が頭に浮かびやすいものをリール用に使うのは危険だからです。)


上のメニューの”Current Competition” から今月のお題のクリップがダウンロードできます。
アカウントを作れば無料で誰でも参加可能ですので、お勧めです!

ちなみにArchivesに行けば過去の作品を見ることができます!



元々は10セコンドクラブという10秒のクリップをアニメートするというものだったのですが。
そのサイトは閉まってしまい、それをAnimation Mentorの人たちが受け継いで始めたのがこの11セコンドクラブです。

優勝者はエントリーした作品をAnimation Mentorの講師がクリティーク(講評)してくれるという特典つきです!

もしエントリーするなら右上のJoin Upから簡単にアカウントを作れますし。そこから簡単にエントリーすることができますので。挑戦するのも楽しいですね!

ーお題のサウンドはそのまま使わなければいけない。
ー暴力的なものや、全裸とかはだめ

などいくつかルールはありますが。2D、3D、クレイアニメとにかくアニメーションなら何でもOKです!

とか何とかいつも言って自分のをさらさないのも悪いので、見たくもない、昔のアニメーションをさらしましょう。

http://www.11secondclub.com/users/profile/7623

二回ほどやったんですね!一個目がもう7年くらい前ですか?母校のSan Jose Stateに行く前だったので、アニメーションのことをまだ、なーんにもわかってなかったときですね!
2個目は卒業してすぐ後くらいですかね。その頃は、やばいこれ凄いのできた!とかおもったけど、今見ると赤面もの。

はずかしい!!!

そうそう、みなさん、これ、エントリーするとずっと残りますからね!それだけはご覚悟を!!笑


でも、いろいろな人からフィードバックももらえるし良いですよー!


2015年1月11日日曜日

サウンドクリップを選ぶときに気をつけること

さてさてAnimSquadは来月からなのですが、すでに沢山オンラインのレクチャーを見たりする事ができるので今日のレクチャーからのノートです。

まず、日本だとアフレコ方式が多いですし、あまりやらないかと思うのですが。
アメリカのアニメーションはプレスコって言うんですか?先に役者の台詞を録音してそれから、アニメーターがその台詞を聞きアニメーションをつけるというやり方です。

なので、生徒もその練習、またはそれをデモリールに載せるために。アクティングショットの練習として。映画やドラマから台詞をもって来て、そこにアニメーションをつけるというやり方をします。

Googleで animation reel とか入れると沢山学生のリールが出てくると思います。

さて、学生である場合(またはプロでも、こういう形で台詞を引っ張ってきてリール用のアニメーションをやる場合)どんな台詞をアニメートするために選ぶかというのは結構重要になってきます。

で、これは英語のサウンドクリップの場合の話ですので、日本語だとまた違ってくると思います。(ただ共通するところもあると思いますし、日本でもプレスコ式でやるところもあるかと思いますので少しは参考になる部分もあるかな?)


ということで、レクチャーからのメモです。


ー自分がやりたいことを明確にしてから選ぶこと。ー
どんなショットをやりたいか明確にしてからサウンドクリップを探しましょう。男性をやりたい、可愛い女の子をやりたい、ロマンティックなシーンを、怒ってる人を。などなど色々とやりたいことがあると思いますが。多くの人は、取り合えずサウンドを選んでから、どーしよーっかなー。とアイデアを考え始めますが。最初にやりたいことを明確にしてから、それに会いそうなサウンドクリップをあさること!

ー避けた方が良いサウンドクリップの例ー
ー超有名作品:超有名作品は皆知っていて、皆その映像が頭の中にあるので、どうしてもそっちの方を見てる人が考えてしまうのでお勧めできない。超上手くアニメートできればいいのだろうが、どうしてもハードル上げちゃうのでお勧めしない。

-アニメーション作品:同じ理由でアニメーション作品はもうすでにアニメーターの技術でアニメートされているのでお勧めしないのでそういうところからサウンドクリップを取ってこない方がよい。

ーとても、ドラマティックだったりシリアスなシーン:こういうシーンはディズニーみたいなところで、超スキルのあるアニメーターが超素晴らしい監督のガイドの下に超使いやすいツールと超いい環境で作っても数ヶ月かかったりする。難しいシーンだ。挑戦するなとは言わないけれど、学生としてはハードル高すぎなので避けた方がよい。

ー映画の一部としてはとても良いが、そこだけ持ってくると意味がわからないシーン:映画のワンシーンとしては全体の一部として意味の成り立つ素晴らしいシーンでも、今から課題としてやるシーンはデモリールに乗せるものだという事をよく把握しておかないといけない。というのも、デモリールはせいぜい100-300フレームくらいの短いショットの中で意味をなさなければいけない、2時間とかの映画の中でとても良いシーンだったとしても、デモリールのなかの数百フレームで意味がわからなければリールようとしては良くないサウンドクリップだ。

(さて、超有名映画のシーンの話ですが。アメリカ人はホントよく映画を見ます、アニメーション業界の人ならなお更です。なので、有名映画から台詞をもってくると、ん?これはあの映画のあのシーンだとわかる人は超多いのです。なのでそういうのを選ぶときは気をつけましょうということですね。日本語だと、日本映画やドラマですかね?でも、日本の場合はアニメとかから引っ張ってきても、それはそれでよいかも知れないと、個人的には考えています。基本リミテッドアニメーションが多いので、フルにアニメーションする際でのあのシーンが残っちゃってという弊害にはならなそうという理由と、アニメ作品めちゃめちゃ多いのであまり知られてないアニメから引っ張ってきても知らない人もそこそこいるのでは?という理由です。私はちょっとちゃんと日本語のリップシンクなんかもやってみたいなあと思って、まだきちんとやったことはないのですが。英語と日本語だとボディランゲージなんかも違うので面白そうです。おっとっと話がそれた。)


ーお勧めなサウンドクリップの例ー
ー数百フレームの中できちっとオチがあるというか、最終的に綺麗に内容が終わるクリップがおすすめ。(先ほどの映画の中では意味をなすけど、というのの逆ですねクリップ内で綺麗に意味がわかる内容のもの)

ードラマとかお勧め:映画だとやっぱり知られているのもおおいけど、ドラマにも目を向けてみると話数も多いしかなり選べる幅が広がるし。最近のHBOとかドラマにしては映画クオリティのものも多いし脚本も面白いのが多いのでお勧めである。

ーリズム感がある:台詞にリズム感があるものがよい。早口でしゃべったあとに、ゆっくりになるなど、変化が見られるものはおもしろい。

ー生きている人間であると感じられる台詞が良い:すべてパーフェクトにしゃべっているものより。ハ!!とかフゥーとかのため息が混じっていたり、どもり気味になっていたり、人間がしゃべっているというのを感じられるクリップを選ぶとよい。


ーこれは一意見だというのを心においておいてー
ー色々言ったけど、これはあくまでも1意見だよ。絶対ってわけじゃない。




と、こういう感じでした。この辺はアクティングの練習に使うクリップを選ぶ歳に気をつけると良いですね!日本のデモリールだとそんなに見かけませんが。アメリカだともう皆やるので、ある意味、つまんないサウンドクリップや、誰かがすでにやったことあって有名なクリップ(上手い学生のリールは結構皆見たことがあるので)とかは避けたほうがよい。みたいな背景もあるのですけどね。



というわけで、今日のノートからでした!

2015年1月8日木曜日

オンラインアニメーションスクール

今回はオンラインアニメーションスクールについて、

まあ、何故この記事を書こうと思ったかというと来月から私もオンラインアニメーションスクールで3ヶ月間アニメーションのクラスを取るからです。(UPDATE: 受講しました!かなりよかったです!)

その名の通りネットを介してアニメーションの授業を受けられるアニメーションの学校です。

えーオンラインの学校なんて本当に効果あるのー?スキル上がるのー?

っと思うかもしれませんが、

アメリカではオンラインアニメーションスクールはなかなか評判も良く、現在第一線で活躍しているアニメーターの方々でもオンラインスクール出身の人も多いです。

オンラインアニメーションスクールのメリットとデメリット

メリット
ー現在活躍中のプロが多く教えている
ーオンラインなので家からできる
ーむしろ日本にいても出来る
ー英語でのやりとりができる
ー授業料そこそこ高いけど、現地に留学とかよりはずっと安い
ーアニメーションに特化して学べる


デメリット
ー学校が持つラボなど無いので3Dアニメーションを自宅で出来る環境が必要
ー北米系のは日本からだと時差の問題も
ーこの記事で紹介しているスクールは全て英語で授業なので英語力が必要(UPDATE:日本語のスクールもでき始めています!やった!)
ー授業料そこそこ高い
ー学位がもらえない

などなどです。一人一人状況は違うのでどれがいいとかは一概に言えませんが。アメリカでも大学を卒業した後にオンラインスクールで腕に磨きをかけたり。大学では全く別の事を学んでたのだがアニメーションのキャリアを目指したくなりオンラインスクールでアニメーションスキルを学んだり。アニメーターとして仕事しているがもっとスキルアップしたかったり(←私とかこのパターン)色々な理由でやる人がいますね!


だいたいのスクールで共通しているのは。

アニメーションの課題をやってそれにスカイプのようなグループビデオチャットを通してクリティーク(批評)をもらう。

という流れだと思います。

スクールを比較する際に私が見るポイント

カリキュラム
学校ごとに微妙にカリキュラムが違います。単発で取れたり、またある程度続けて受講しなければいけなかったり。学ぶ内容もカリキュラムがものすごく組まれているものだったり、レビュー中心だったり、よく学校の内容を読んだり、生徒作品を見たり、また、ほかにそのスクールを取った人がいれば聞いてみたりしましょう!


リグ
結構重要なポイントになるのが、受講生になったら使えるリグ。です。多くのスクールは一度受講すればそのスクールのリグが使い放題!等のメリットがあるので上質なリグをもらえるというのは結構な魅力ポイントです。(アニムスクアッドのリグなんてまんまディズニーですし。しかし、めちゃくちゃ重いです!)


授業料
当たり前ですが値段ですね!ただ単に値段を見ずに、値段に対して、どれだけの授業時間か?その他のコンテンツが充実しているか?生徒のコミュニティは?リグは?などなど総合的に判断しましょう。

時間
海外にあるスクールなので時差が気になります。アメリカにいる私でさえアニムスクールは東海岸ベースの時間でやってるので取りにくい時間帯です。ということで各スクールの各クラス自分のスケジュールと合うか確認しましょう。

講師
海外だと先生やってる人の作品とかブログとかサイトが名前検索すればすぐ出てきますので、あーこの人に教えてもらいたい!と思う人のを取るといいでしょう!ここでも口コミが役に立ちますが。アニメーションが上手い=教えるのが上手い。というわけでもないので、知り合いに取った人がいれば、感想など聞いてみましょう!



では!いくつか有名どころを紹介しますね!最近だとアニメーション以外の分野も教えているところも多いです!

英語系

Animation Mentorアニメーションメンター
-たぶん一番の古株かな?オンラインアニメーションスクールビジネスの先駆者といった感じでしょうか、私の知る限りでは。ILMとかピクサーの人がメインで創立した(んだったと思います)

Anim School アニムスクール
こちらは東海岸から(といってもオンラインスクールなのですがw)、創立したのが東海岸はコネチカット州にあるブルースカイスタジオの方です。
これも結構有名どころです。日本からクラスを受講してる人を数人知っているのですが、時間が日本時間フレンドリーなのでしょうか?

AnimSquad アニムスクアッド
2015年に受講しましたとてもよかったです!ディズニーの人たちがメインで教えています。授業内容はレポートを書いていますのでこちら。



日本語系
そうです!私がブログの更新をさぼってる間にいくつも日本語でアニメーションが学べる学校が設立されたのです!わーお!縁あって私も基礎クラスをAnimation Aidで教えています。


Animation Aid アニメーションエイド
Sony Pictures Imageworksの日本人アニメーター達によって設立されたオンラインアニメーションスクールです。基本的な英語系アニメーションスクールで提供されているような内容を日本語で学べます。私も基礎クラスの講師をしていますが。腕のあるアニメーターが講師として名を連ねています。

Anitoon Academia アニトゥーンアカデミア
このブログでも何度か紹介しているAnitoon! Japanのヨーヘイさん(現Blizzardのシネマティクス)が設立した学校です。こちらも英語系アニメーションスクールで学べる内容を日本語で学べる所です。


CG オンラインアカデミー
こちらはメインがアニメーションではないのですが。元ディズニーの凄腕モデラーの糸数さんが設立した学校。メインはアニメーションではありませんが、キャラクターアニメーターを講師として迎えたアニメーションクラスもあるようです。


番外編
こちらはオンラインではなく実際に行く必要のある学校なのですが、似たような感じで授業を提供しているスクールがありますので紹介します。


ピクサーの目の前(本当に目の前)にあるスクール。ピクサーの人が仕事帰りに多く教えている。アニメーション以外にもコースがある。私ここのコースはいくつか取っているのでレビューそのうちしますね。

とまあ、沢山オンラインのアニメーションスクールというのは存在するわけですが。
まあそこそこお値段は高いです。だからと言って取れば上手くなるというものでもないです、取ったうえでそれなりの時間と努力をしないと上手くはならないのですね。アニメーションは一生懸命やって沢山数をこなさないと上手くならないですし。

でも、自分より上手い人(この場合は先生である第一線で活躍するプロ)にアニメーションを見てもらい、指摘してもらう、これは自分だけではできないものなのです。自分のスキルがないと何が悪いかさえわからないんですよね。で、あとで昔自分がやったアニメーションみると、なんでこれを良いと思ってたんだろう、とか思ったりしちゃってね。なので悪い部分を指摘してもらい、何が良いのかを教えてくれるこういう状況はとても、ありがたいものです。

まあ、そういうわけで、オンラインスクールというのも、アニメーションを学ぶ一つの道として考えてみるのもいいかもしれないですね!


というわけで

アニメーションは楽しいぞー!!!

では。

2014年12月10日水曜日

アニメーションのざっくりとしたカリキュラム

動画を交えて説明したいトピックもたくさんあるのですが、そうじゃ無いのは朝の通勤時間に更新することにしました笑。只今電車です。(暇があれば後から動画を追加するかも)

アニメーションを学ぶうえで一体どう言うプロセスで学ぶのか(アメリカの場合)。

ざっくりとこう言う感じだとおもいます


1.基礎

アニメーションの12原則のような基礎をしっかり頭に入れる。覚える。出来るようになる。

練習によく使われるものの例
ーバウンシングボール(弾むボール)
ー質感の違う物の落ちる様子(参考までに私の学校では、葉っぱ、レンガ、ボール、フラワーサック(小麦粉の入った袋)をやりました。)
ーペンデュラム
ーボールに尻尾が付いた物で、ストーリー性のある物を作る

2. ボディ メカニクス (Body Mechanics)

人間の体がどう動くかを理解する段階です。プラスアルファで動物とかもありますが、これは別で教えることが多いと思います。この段階だと使われるリグも顔が無かったり顔がシンプルな物も多いです。と言うのも表情とかに集中する前に体がどう動くかと言うのをしっかり学んで欲しいからです。

練習によく使われるものの例
ーウォークサイクル、ランサイクルなどの歩いたり走ったりのサイクル。
ー物を持ち上げる
ー物を押す、引く
ージャンプ
ーセリフなしのパントマイムショット
ーアクション系の動き
ーとにかく体全体を使った動き。

3. アクティング(演技)

演技の練習ですね。キャラクターが何を考え、どうしてそういう動きをそこでするのか、といったことを学びます。リップシンクとかも学びます。瞬き、眉毛の動きとかもそれだけで2ー3記事かけちゃうくらいです。これは本当難しいやつです。これをやれば正解というのがないんです、演技なので。世界の一流俳優女優クオリティの演技、それをアニメーターの手で作り上げられるようにならないといけません。なので、基礎や体の動きをしっかり叩き込んでからこう言うのに移ります。

練習によく使われるものの例
ー映画などからセリフを選んでそれにアニメーションをつける(アニメ映画からは選ばず実写のものを使う)




とまあこういう感じでしょうか?

なのでアニメーションを始めたばかりでいきなりアクティングショット!とかはやらずに、バウンシングボール、ウォークサイクルというように準々に学んで行くのがいいと思います。

かくいう私もそういうのわかってなかったんで、だいぶ前のめって技術無いのに高度な事をしようとして、プロの方に見せて。バウンシングボールからやろうね!と言われたことがあります。

基礎、たいせつです。