2015年5月25日月曜日

Exaggeration(誇張)

アニメーションクラスも終わってちょこっと時間も空いたので、12原則の記事もちょいちょい更新していこうかと思います。

今回は

Exaggeration (誇張)
についてです。

イグザージェレーションみたいな感じで読みます

言ってみれば大げさにする。って意味です。
現実よりも、大げさに。

たとえば、ワーナーブラザーズのカートゥーンなんかを見ているとわかりますが。ありえないくらいに誇張されています。





それではただ単になんでも大げさにしたらそれでいいのか?というとそうでもないのです。
では12原則を提唱した命を吹き込む魔法で、誇張がどのように説明されているか見てみましょう

「誇張」と聞いて、絵を歪曲したり、不愉快なほど暴力的なアクションを描いたりすることを想像した物もいたが、それは見当違いだった。ウォルトが求めていたのは、劇画化されたリアリズムだった。あるアニメーターはそれを次のように正確に分析した。「ウォルトが言っていたのはいわゆるリアリズムとは違う。彼の言うリアリズムは説得力のあるもの、人々の心に強く訴えるもののことなんだ。リアリズムという語を使たのは、現実のものを求めたからだ・・・(アニメーションの)キャラクターは説得力のないことやアニメーターの賢さをひけらかすようなことをしがちだけれど、それでは現実じゃなくて嘘になってしまう。」 ーIllusion of Life 生命を吹き込む魔法よりー

たとえば良い似顔絵というのを思い出してみてください。あれって、写実的に似ているのでしょうか?違いますよね。なんか、その人のエッセンスというか特徴をとらえて。その特徴を誇張している。

その人を特徴づける重要な部分を押し出しているということですね。

上記の引用した部分で「劇画化されたリアリズム」と言っていますが。原文だとCalicature of realismなのです。
カリカチュアっていわゆるああいった似顔絵もカリカチュアと呼ばれます。

アニメーションで重要になってくる「誇張」という概念もそのショットで重要なアイデアをサポートするための誇張なのです。

だから、ここは悲しいシーンだから悲しいというのを観客に伝えるためには肩をリファレンスよりももっと下げよう。だとか、そういうアニメーターの判断が重要になってきます。何でもかんでも大げさに、ギャーーー!と、でかく、やっときゃいい!と、そういうわけではありません。


なので、たとえばフィードバックをもらうときも。

「ここはもっと誇張(Exaggerate)していいと思うよ」といわれることもあれば。

「ちょっと誇張(exaggerate)しすぎだね。」と言われたり。

誇張をすればすべてOK!ということでもないのです。




Wake Up Call from Kevin Jackson on Vimeo.

たとえばこのアニメーションなんかものすごい動き自体がExaggerateされています!英語だとPushedなんて言ったりもします。

個人的にはまあ、ストーリーもあるようでないようなものだし。ただ単に動き事態を楽しむといったスタイルのものなので、まあ、いいかな。楽しめたかな。と思ったのですが。

友人にはやりすぎ!と言ってる人もいたので。その辺のテイストは人それぞれなのでしょうし、これが何らかの話の中とかシチュエーションであったら、そぐわないこともあるだろうというのは私も思いました。


ほかにも、このドリームワークスのアニメーターさんのリファレンスと実際につけたアニメーションの違いの動画なんかもExaggerationを理解するのに役立つので見てみましょう




A few reference clips from the past few years. from SIDE FILMS on Vimeo.


顔芸すごすぎ!っと思うくらいに元のアニメーターの人のリファレンスの動き自体がすごい誇張されてるのですが。

そこからアニメーションへ変換するときにただ単にリファレンスの動きやポーズを100パーセントコピーしているわけでは無いことがわかります。

特に。1:43秒あたりのリファレンスですが実際のアニメーションと比べると手の動きなんかはアニメーションのほうが控えめになっています。そのショットに求められていることを表現するためにはそのほうがよいとアニメーターが判断したのでしょう。なので、一番重要なのは、何がそのショットに必要か!ということで、誇張具合を調整するのもアニメーターの判断力にゆだねられるのです。



かと思えば



こんだけポーズを誇張していたり!

いたるところで誇張は使われています!



ショットがなんだか、つまらないなーと思ったらもっと誇張してみたり。
なんかショットがうるさくてうざいなーと思ったら誇張を抑えてみたり。

どのくらいがちょうどいいのかっていうのを理解するには経験とどれだけアニメートしたかで養われます!なのでたくさんアニメートしましょう!

ちなみに度々紹介しているYohei Koikeさんのアニメーションブログでもかなり良いExaggerationの説明がされている記事がありますのでシェアしておきます



というわけで。今日もHappy Animating! 

誇張のお話でした!

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2015年5月24日日曜日

アニメーションに関連付けて英語を学びたいときに役立ちそうなサイト

先日ツイッターみていたら。

英語学習してるけど、普通のニュース記事読んでもそんなに気乗りがしないのでどうせだったらアニメーション関係のほうがやる気出るけど、なんかないか。

というようなこと見かけたのですが。ほんとそうですよね!興味があったほうがやる気が出るってもんですよね!なんでも、

というわけで、有名なアニメーション関係の記事サイトとかまとめてみました。有名すぎて知ってるよってのも多いかと思いますが。

ちなみに英語の勉強にーとか言ってますが。全部アニメーションの勉強とか情報収集にも役立つサイトばかりです。

ニュース系

Cartoon Brew

AWN

Animation Magazine

CG Meet Up

アニメーションとかCG関係のニュースに特化したサイトです。ニュース記事を使って英語を学ぶというのはたくさんありますが。やっぱりどうせならアニメーションのニュースのほうがアニメーターならやる気が出るってもんです。

ブログ・個人サイト系

Spline Doctors
ピクサーはじめとするアニメーターが何人かでやっているアニメーションブログ。

Carlos Baena
ピクサーアニメーターカルロスバエナの個人サイト。ただの個人サイトなら英語の勉強?って感じだけどResourcesのところにすごくためになるアニメーションレクチャー(文字と写真)があるので必見。

Animation Tips & Tricks
最近更新がないけれど、アニメーションメンターのブログでアニメーションについての技術なんかについて語られている。

Thinking Animation
同名のアニメーションの本があるけれどその著者のサイト。

Deja View
言わずもがな!ディズニーレジェンド、スカーなんかをアニメートしたスーパー2Dアニメーター、アンドレアスデジャさんのサイト。画像も多いけど文章も多いのが英語学習に役立ちそうなところ。

Joe Murray
私の行ってたコミカレ出身かつ旦那の大好きなカートゥーン”Rocko's Modern Life”の監督だったので入れてみましたが。ブログのセクションは文章多めでよいかもしれないです。




リスニング系
やっぱり
リスニングは最近はポッドキャストとかあるので活用したいところです。

Animation Podcast
びっくりするほどの豪華な顔ぶれのインタビューだらけのポッドキャスト。超おすすめ。

Make It Then Tell Everybody
イラストレーターとかコミックアーティスト中心のインタビューが多いよう。ボックストロールの監督のインタビューがあったため発見しましたが。結構よさそう。



あと、オンラインのほうがアクセスはしやすいですが。生の本ではアニメーションの12原則の乗っているIllusion of Lifeの原本も、アニメーションの本にしては絵よりも文章中心の本なので、おすすめではあります。


ほかにも、沢山役に立つサイトはあると思いますが。ちょっと思いついたのだけまとめてみました。

Anim Squad 最終回「講評」課題02

お久しぶりです!Animsquadの記事更新です。実はもう2週間ほど前に授業は終わっていたのですが。3月下旬から4月にかけて仕事が忙しくなってしまい。更新どころではなくなって今に至ります。ので、1か月分ほどたまった講評を、ザクッと見てみて、アニムスクアッドのレポートは終わりにしようかと思います。

最初の課題に8週間近くかかったのに倍くらいの長さで半分の期間で二つ目の課題が終わるのか!!と思いましたが。全然終わりませんでした笑。

今年はSIGGRAPHにも行くので8月までくらいにポリッシュしてデモリールに乗せられればいいかなあ?と思ってます。

時間もたってしまったのでざっくりとだけ!

では、9週目のプレイブラストは取っておくのを忘れてしまったので10週目のもの!



あまりメジャーなことは言われなくて、ちょこちょこポーズとかタイミングのことを言われました。

ーseeの最後あたりの動きが雰囲気と比べて早すぎる。そして、そのあとにくる動きもほぼ同じタイミングなので、最初の動きを遅くするなどしてメリハリをつけたほうがいい。
ーThat I のあたりのポーズは顔をこっち↓むけたほうがいい


ーで、その他いくつかポーズに上記のようなdraw over(上から描いてもらう)してもらいました。


で、10週目が終わったところで、諸事情により先生の都合が悪くなってしまったそうです!
「アニムスクアッドは本当にそれなりの事情がない限り途中で講師を変えるということはしないけれど、今回はそれなりの事情があったので申し訳ないけど、違う先生になる。」

とのことでした。まー!びっくり!しかしながらその代わりの先生というのがAndrew Chesworthさん。彼もめっちゃうまいディズニーのアニメーターなので、何も文句ないですよ!

というわけで11週目、12週目はアンドリューさんにクリティークをいただくことになりました!

11週目に提出したのはこちらです。


まず、彼はこのショットを見るのは初めてなので、どのくらいの進行状況なのか、Malconはどういうディレクションでこのショットを見てきたのか、などを軽く説明してクリティークしてもらいました。

そしたら。
「ちょっとごめん笑、いまマルコンが仕事でアニメートしてるのと似てて笑ったよ。彼がアニメートしてるのが見えた」

と笑って言われたので。

「最初はすごくフレーズごとに動かしまくっていたんだけど、彼にあまり動かさないでシンプルな中で顔の表情などを使うっていうのを目指してみなさいと言われたので、そういう方向でやってみた。」

と言ったら

「うん、マルコンはそういうショットをやらせたら右に出るものはいない感じだからね!そういう意味ではものすごくしっかりと彼のディレクションにそってるってことだ!」

と、言われて、おー、よかった!と思いました!やっぱり、監督やスーパーバイザーの言ってることをくみ取ってその方向に実現させるっていうのは必要なスキルだと思っていたので、ほかの人から見てそう見えるというのは、しっかりとスーパーバイザーのディレクションにしたがえてたというのが目に見える形になっていたのかなー。と。

(アニムスクアッドは、講師と生徒の関係を、実際の現場の関係と似せるために、スーパーバイザーとアニメーターに見立ててやっていくスタイルでもあるので。)

そして、クリティークですが。

写真立てを持ち上げる動作と、髪の毛を書き上げる動作がほぼ同時に起こっているので、観客がどこを見ていいかわからない状態になっている。とのことでした。

特に髪の毛を書き上げる部分はもう超ポリッシュして見せ所にするべき!というような部分なので、そこで、写真立てを持ち上げる動きが邪魔になってしまっているということでした。


で、その他に、いくつかクリティークをいただきました。
ーリップシンクがmushy(もにゃもにゃしちゃっててメリハリがない?)
ー口の形をせっかくこういうデザインのキャラなので、リトルマーメイド的なアピールのある口の形を意識してみるといい。↓

一例


その他リップシンクが危うかったのでいくつかリップシンクについてクリティークももらいました。


ー最後のポーズで足がカメラのほうを向いてるのがちょっと違和感のあるポーズなので、どちらかというと最初のほうよりな、ポーズのほうが魅力のあるポーズになるだろうとのことでした。

ー最初のほう顔が死んでる感じする!


などなど、大まかにはこんな感じでした。


で、最後の週に提出したのがこちら。
全然ポリッシュまで持っていけなかったのが悔やまれますが。


まず、言われそうだなーと思っていたところで言われたのが。
Connectivity(コネクティビティー)についてでした。また別記事で書こうと思っていたトピックなのですが。早い話が、何か一つのものが動けば、周りのパーツも影響を受けて動くということです。
腕が動けば肩も動くみたいなそういうことですね。

顔も全く同じなのですが。前半はそこそこ気を付けたのですが後半のほう、時間が無くなってまったく鼻をいじりませんでした。

つまり、口が動けば鼻とかその周りの筋肉も動くはずなのに、全く動いてないからおかしいということでした。
とくに would love toのあたりはまったく鼻をいじってなかったので、顕著ですね。


それから、呼吸をしている感じをもう少しさせて。とのことでした。
「歌なので、腹式呼吸をして、普通に肩など上がらないだろうけど、アニメーション的によく見せるためにそこは多少大げさにしてみてもいいかもしれない。どちらにしても、歌手が歌ってる動画などをよく研究して、どのような体の動きをするかをもうちょっと気を付けてみてみて。」

その他にもちょこちょこ細かいところを言われましたが、とりあえずこんな感じで最後の授業でした!



最後の一か月くらいが会社のクランチタイム(締め切り間近などで残業などが多くなる時期)と重なってしまい、最後のほうもうちょい時間取れたらよかったー!と思ったけど。まあ、よいでしょう。

たくさんのことを学べて、トライ&エラーが沢山できて、本当に楽しい3か月でした!

さー、ポリッシュしなきゃなあ!



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2015年4月1日水曜日

Anim Squad 第8回 「準備・講評」課題02

やっと二つ目の課題です!この記事では二つ目の課題のプランニング等下準備と第一回目のフィードバックについて書きますね!
今回はリファレンスが前回にもまして超絶恥ずかしいものなのですが、見苦しいので見たくない人は見ないでください!笑


ーサウンドクリップ選びとアイデアだしー

さて、前にちょこっと書きましたが

2ショット目は絶対ミュージカル!!!

と決めていたのでミュージカルをあさりまして、7週目に先生からOKをもらったサウンドクリップがこちらです。
2:41秒のあたりから13秒間くらいです。

 

アクロスザユニバースという全てビートルズの曲で構成されたミュージカル映画です。因みに見たことない人いたら、これ超お勧めですよ!

使う部分は
”So I hope you see that I would love to love you”
意味は 「だから、私はあなたを愛したいと思ってるという事をあなたがわかってくれてるといいな」みたいな感じでしょうか


さて、とても、繊細な感じで色々と楽しそうですが。

恋する人に手紙をかいてポストに投函するところ。とか、いろいろアイデア出てきたのですが。なんだか

「窓から去っていく恋人を見つめて思いをはせる」みたいなのがいいなあという風に思い浮かびました!

そのアイデアが気に入ったので、それの為に下準備。

今回窓辺に座ってるという設定にしたのでセットが必要です。
で、ひざくらいの高さで座れるところがあって、2階くらいの位置の窓がいいなあー。と思っていたんですが。

うーん、どうしたものか。そういえば101匹ワンちゃんの家いい感じだったよなあ。
そうそうこういうイメージ。こういうイメージでなんかシンプルな座れる窓辺ないかなあ。とGoogle画像でリビングルームだの窓だの検索すること小一時間。何もみつからず。次の日出勤。

あ!!!すげえいい窓あった!!!

会社の窓がすごいいい感じだったのでこれで行くことに決定!

なので、超簡単なセットを作り、ためてあったプロップライブラリから花瓶なんかを引っ張り出し。

大体こういうショットがいいな。ということでこういう感じに決めました。

因みに今回はAnimSquadの一番新しいリグのミシェルちゃんを使おうとおもったのですが。

ミシェル

ご覧のとおりミシェルはふわっとしたスカート、髪型も特徴的なデザインです。
なので、カメラの位置ミシェルの顔が良く見えるアングルになるようにしました。

ーサブテキストとビートを明確にー

さて必要なアイデア等はそろったので、サブテキストとかビートを明確にしていきます。最初のショットでやったような、ブレスの位置の確認なんかもします。

先ずはどういうビートか。

1.So I hope you see 去り行く恋人を見つめて思いつめる!
2.That I would   恋人との写真を見つめ思い出を見つめる!
3.Love to love  思いが溢れる!
4.you 心苦しいながらも落ち着く。

というビートかな?と

そして、サブテキスト!

So I hope you see that I would love to love you.
(わかれなきゃいけなくなってしまったけど、辛いけど、あなたがそうするなら、私はそれをサポートするわ、ああ!大好きよ!私のいとしいあなた!)

なんてこっ恥ずかしいんだ!でもこういう心境なんです!

ーリファレンスをとるー

楽しい楽しいリファレンスタイムです。
ご覧のとうりミシェルはスカートと髪の毛が特徴的です。スカートはいてるときってスカートはいてる動きになるじゃないですか。座ってるだけだって言ってもスカートはいてるほうが雰囲気出ると思って。

私ちょうど、女子だし。私丁度髪の毛長かったので。丁度いいと思い、結婚式に着たドレスを夜中の9時ごろ引っ張り出してきて、スッピンに素足に派手なドレスというわけわからない格好でリファレンス撮影に挑みました。なのでとても見苦しい格好ですが許してください。

一番最初のが一番気に入ってて、そして、その他好きなニュアンスやポーズや表情があったものを集めています。

今回は前回みたいにリファレンスに全て沿うというよりは、ベイマックスのリファレンスを見せてくれたときに言ってたようにアイデアとか好きな雰囲気とかニュアンスに注目してやってみようかな!と思いまして。

大方一番初めのリファレンスに基づいているのですが。結構雰囲気とか、ショットの内容を最重要にしてブロッキングしていくことにしました。


ーブロッキングー


さて、ブロッキング始めたんだけれど、ブロッキングする時間が足りず途中からめちゃくちゃ中途半端になりながらもこちらを提出しました。(授業始まってから1時間ちょい、他の生徒の講評を聞きつつ作業してました。笑)




ちなみに、FKIKどっちがーとかよく言いますが、今回は手をどこかについたり乗せたりが多いのでどちらもIKでやりました。FKがよいかIKがよいかというのは、ショットにもよるし好みにもよるので、このショットはどうやったら一番効率がいいか?というのをショットをアニメートする前に考えて決めるのが良いと思います。


ー先生からのフィードバックー

また箇条書きで先生からのフィードバックを

ー凄く雰囲気がいいね!
ーしかし、アニメーションにもっとサブテキストを入れよう、歌詞をそのまま歌ってるだけみたいになりつつある。
ーサブテキストが感じ取れるよい瞬間はたくさんあるのでそこをプッシュしていこう。
ーたとえば最初のところで、相手が恋しい感じというけど、いま体が部屋の方を向いてるのでそこまでのパッションを感じない。
ー窓に身体を向けて窓に手をついているとか、なにかしら去っていく彼を見つめているというのを強調したほうがいい、1フレーム目でグッと来るかんじにしよう!(ちなみに何もこちらはいってないのに、彼が去って行ってるのを見つめているというのをわかってくれたようでそれは良かった!)
ー髪の毛をすっとやる動きすごくいいから、そこをもっと強調しよう。
ーCheesy(チープでありがちな)になるかもと思うけどそういうのは大抵上手くやればよく見えるんだ。ちょっとcheesyと思うかもしれないけど、このショットには合うよ。(たとえば窓に手を置いて相手を思うポーズとかそういうの)
ー(最後の3秒ぐらいは私も授業始まってから人の講評見ながらつけてたブロッキングなので超やっつけなのですが。)ここで上をみちゃってるけどせっかく恋人とのコネクションを前半で演出しているのだから、ここでまた彼が居た方向をみるなどして全体につながりをもたせたらいいのでは?
ー写真をプロップに使うのは凄くいいアイデアだ!
ーグッと写真を胸に引き寄せるのもすごくよい!
ー全体的にさっき言ったサブテキストをプッシュしよう!


とのことでした!うんたしかに!最初の部分はとくに歌うだけみたいになってしまっているし。もっともっとプッシュできそう!

一つ目のショットは8週間かかってしまったけどあと4週間で2倍の長さなんだけれど終わるんでしょうか?でも、このブロッキングの反応は最初のショットのブロッキングを最初に見せたときよりも良かったので好スタートかなあ?

さて、今日ももうまぶたが重いので寝ましょー!


Happy Animating!


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2015年3月31日火曜日

Anim Squad 第7・8回 「講評」課題01

どうもこんにちは!みゆきです!

AnimSquad7週目と8週目の先生からのフィードバックのまとめです!

今回はリップシンク含めフェイシャルについてのことが大めです。



箇条書きで!

ーリップシンクのポーズが一つに留まらずにどんどん次に流れていってしまう感じなのでもうちょっと一つの口の形に留まるようにしよう(ボディと同じようなこといわれてる!)
-Youの間ずっと同じ口の形をしてるからUにむかってもっと口を細めた感じにすると良いかな。

こういう感じですねYOU!

ー右目と左目のバランスをしっかり考えて。

左目と右目で白目の見え方がちがっていました。こういうのをやるとバランスが悪くなることが多いから気をつけましょうということでした。あと目の形ももうちょっと綺麗に。

ーああ、あと最後のフレームの髪の毛形もうちょっと良くしようね。
左のほうが良い髪の毛のポーズ




そして、上記フィードバックを踏まえリップシンクをもうチョイポリッシュしました。髪の毛なんかもちょっとゆらゆらさせて。顔のディテールも入れて。
8週目に提出したのがこちらです!



ーVersionの部分のリップシンクが少ししっくり来ていなかったのですが。たぶんVersionのonがちょっと強すぎるのじゃないかということでした。
-それから最後の数フレームで静止してしまうので、最後にkeep alive(完全に静止させず微妙に動かす)するか、数フレームカットしてしまえばいい。
ーでも、あとはほぼオッケー!



だそうです!とりあえず一区切りですかね。まだまだ良くできるところはあるのでしょうが。ちょこっとだけ直して次のショットにGOします。8週目では次のショットのブロッキングも見せたのでそれについては別の記事で!

では

Happy Animating!


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2015年3月28日土曜日

Anim Squad 第5・6回「講評」課題01

色々と忙しく更新が遅れてしまっていますが。

5回目と6回目の授業の講評をまとめてメモしておきます。

4回目ではちょっと動きが多すぎてポーズに留まるという事を意識してといわれました。


こちらが5週目に提出したもの。

ー前回に比べてコントロールできてる感じになっている。
ービートがもっと明確になってきている
ー前とくらべると指を刺す(ポイント)が一つのビートとして確立されてる。
ーeveryone says aboutのあたりのアークが大きすぎてうるさいので、その後に来るポイントのよさを殺している感じになっている。もちろんアークを意識して欲しいがもうちょっと抑えよう。

アークの話ですがいま、大体こういう感じで大きなアークを描いています。ですがそれが大きすぎる為その後のYouのところのポイントが目立たなくなってしまっているため、アークを抑えましょうということでした。参考までに6週目ではこういう感じに

ーYouとポイントするときにアクセントをつけるためにドラッグとオーバーシュートを入れたほうがいい。

基本原則のオーバーラッピングアクションとかフォロースルーの概念ですね。

ーポーズからポーズに移るスペーシングがショットを通して同じものばかりにならないようにしよう。
ーHome Schooledのあたりで結構動いているけどあまり動かない方がいい。その方がjungle freakのところでもっとアクセントがきいてくる。
ー同じ理由でWho's less hotのところの動きが大きすぎる。一度下に下がるけれど。それをなくしてシンプルに次のポーズに移行したほうがよい。


6週目で直したのですがこういうことですね。5週目のやつのほうが。動きが大きいです。


-Of meのところのアークがちょっと大きすぎる。綺麗なアークを君が意識しているのはとても良いことなんだ!だけどアークを見せようとしすぎている感じがする。アークをを観客にみせるというよりも、感じる程度に。もっとシンプルに。そして、そこをシンプルにすることによってMeのポーズにもっと早くいけるだろう。

ーただポーズはすべてとてもよいものなので、そこを大事にしてどんどん良くしていこう。
-来週あたりには必要なピースがすべてそろいそうだ。

ー目を閉じているときのポーズをもっと気をつけよう。目を閉じてるときのポーズはアピールを特に気をつけるようにしている(先生が)。




 

で、こちらが6週目です。
リップシンクもしっかりやりたかったんですが全然間に合いませんでした。。目の辺りをもうちょっときれいにして、それから、先週言われたことに気をつけて直してみました。

では先生のコメントです。

ーいいね!一つだけ言うとすれば(でこれを言った後にめちゃ色々言われたんですけどね。ひとつじゃないじゃん!)JungleFreakの移り変わりと。Of Meのところの移り変わりが同じ感じになっちゃってるね。JungleFreakのところで頭をちょっと動かすなりなんなりして、OfMeの雰囲気と変えたほうがいいかもしれない。

ーYouのところでオーバーシュート入れたのはいいんだけどちょっとやりすぎたね、もうちょっと控えめに。
ーこのオーバーシュートを成功させるためには腕や手のことだけを考えていたらダメだ、上半身全体がどういう風にかかわってくるかをしっかり考えよう。

ーLessのところの首の動きがちょっと遅れてる気がする。Lessって言うときにちょうど動くくらいがいいんじゃないかな?

ーMeの部分もっとシンプルにできるね。ここの動きのはじめで
こういう動きをするのかな?という風に思ったんだけど、実際には中間部分で一回止まる感じになっちゃってる。上記の画像みたいにスムーズに次のポーズに行くようにしよう。首の根元を良く見ると真ん中らへんで一度スローになっている。それが原因でA-Bのポーズのあいだにまた別のポーズがあるような感じになってしまっている、

ーおなじMeの部分でもっと早く手を上に持ってこよう。下に一回下げちゃってるから動きが凄く大きくなっている。

ーMeの最後のポーズ手をもうちょっと胸に押し付けるような感じにしたほうがアピールがあるんじゃないかな?
7週目では右の感じになりました。

フェイシャルのクリティクもちょっといただきました。

ーWho's LessのところでいいSquint(目を細める表情)になってるのだけどすぐ開くでしょそのままの表情を保った方がいい。
左の2つみたいな感じなんですが。すぐに右の目を開いた表情にいってしまうのですが。それが忙しいということでした。

ーYouとFreakのあたりがほぼ同じような表情になってしまっているから。違いをつけよう。大きな違いとかじゃなくてもいい。片方がもっと目を細めてるとかそれくらいの小さな違いで。
ほんとーだーー!同じような顔してた!

その他口の形目の形こうした方がアピールが出るみたいな話を少ししてくれました。





とこういう感じでした!

何度も繰り返し言われていますが。ショット内でのポーズ、タイミング、スペーシングの対比をすると言うのはとても大事なことですね。たとえば、一番重要なところで大きな動きをしたら他の部分は控えめにするなどのそのショット内でのバランスというものを良く考えてアニメートしていかないといけないということですね!まあ、難しいんですけれど。



6週目では次の課題にやりたいかなーと思ってるクリップを提出したのですが。
ミュージカルのクリップにしました。
だってせっかく先生ディズニーのひとですしね。ここぞとばかりに歌のクリップ。

「ミュージカルかあ!!I already love it!!!」みたいに言われたけれど。

もうちょっとサブテキストがあるやつがいい。言ってることが直接的過ぎないクリップか、をちょっとさがしてみるといいかも、舞台っぽいのよりは映画向けミュージカルなやつ?

ミュージカルっていうのは、歌っているときにサブテキストが隠れているパターンと。
歌っているという行為でサブテキストとか心中を歌うみたいなのが多いのですが。
今回選んだやつや。

I think I like it! と自分でそう思うと言っちゃっているので直接的過ぎるかな

といわれたので来週までにもうちょいミュージカル漁ってみようかと思います。

ちなみに提出したのは
アダムスファミリーミュージカルのPulledという曲で

"I'm being pulled in a new direction, I think I like it! I think I like it!"

って歌うやつなのですが。I think I like itって思ってることを言っちゃってるからなあ、もうちょっと遊べるクリップ探しておいでということでした。


もう明後日8週目の授業だよー!早いなあ!

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2015年3月14日土曜日

お金と売り買い

アニメーションやってて疲れたので息抜きにブログ更新。

今、AnimSquadのレクチャーを見直していてふと思ったのですが。

お金Moneyを使った単語や言い回しって良くするよな。と

というわけで英語の話です。


アニメーションのフィードバックを見ていたら
こういう言い方をしていたんですね。

If you simplify here, then you can spend more money on here. (個々を簡略化したらこっちにもっとお金をかけられる)

でこの場合のお金をかけるのお金って、ショットの中での重要度とか、アイデアのことなのですね。

今2箇所凄く目立つ場所があるので、片方を押さえてもう片方を目立つようにしろということなのですが、そこにMoneyという言い方をするんですね。

で、お金とか売り買いを使って、アイデアや重要度などを表現することって英語には良くあるんです。


You have to sell your idea.(アイデアを売らないといけない!)

直訳するとこうなりますが、ここでの、ニュアンスは相手にそのアイデアがいいものだと納得させること。
つまりアイデアを相手にいいと思わせる。sell 売るになるんですね。(日本語でもしたっけ?こういう言い方。)

逆に

I don't buy it. (私はそれを買わない。)

これも、直訳だと何を買うの?という感じですが。

それには納得できないなあ。というようなニュアンスになります。

I buy that. といえば逆ですね。うん、そのアイデアには納得できるなというようなニュアンスです。


あとはシークエンス内で一番かっこいいショットとか目立つショットを

Money shotマネーショット といったりもしますし。

お金と売り買いに関する単語を会話の中に良く使ったりしますね。

特にアニメーションだとブロッキングという段階は特に監督なりスーパーバイザーに自分のアイデアをSellする段階なのでよく使うニュアンスです。