さて、今日授業初日だったのですが。
これからAnimSquadで学んだことを残す形でブログに書き綴っていこうと思います!
ちなみになんと最初の授業でもうブロッキング提出なんですね!(他の学校だとプランニングや音声選びもクラス内でやることもおおい)これは時間が有効に使えていいですね!
とはいえ受けているクラスがエキスパートクラスで、私はプランニングも最近はそこそこ慣れてきているので時間短縮でよいと思いましたが、アニメーションやり始めの私だったらそういうのも授業でやってほしいと思うかと思います。ま、いつも言っていますが人それぞれですねー!
さて、というわけで
もうブロッキングまでやって提出したのですが、まずは最初の課題でやったプランニングから記録しておきます!そして、こういう事を考えて提出にいたり、提出した後に先生からどういうフィードバックをもらったか、などもみれていいかなーと思ってかなり詳しく書いています!
失敗などもつつみ隠さずに!
失敗などもつつみ隠さずに!
まあプランニングの一例として見てもらえればと思います!
1.サウンドクリップ選び
学校であり、課題ですので、自分でどっかからアニメーションに使うセリフを選ばなければなりません。(サウンドクリップの選び方についてはこちらを参照)というわけで、色々なサウンドクリップを漁ってはいたのですが、最終的に前々からアニメートしたいなあと思っていて、「アニメートしたいサウンドクリップフォルダ」に保存してあったクリップを使うことにしました。
(私は普段から、おお!これいい!アニメートしたい!と思う物をフォルダに集めています、まあ長いことアニメーションの学生やっていると、課題ごとにいくつもサウンドクリップを見つけるので、あの時いい!と思ったけど使わなかったクリップもたくさんあるのです。なので今回は探しては見ましたがなかなか納得いくクリップが見つからず、前に集めてあったものから使うことに。)
そして選んだクリップはこちらです。
この動画の1:20あたりに出てくるのですが。
選んだ部分は
こういうセリフです。
"Do you know what everyone says about you? They say that you are a home-schooled jungle freak who's a less hot version of me!!"
(あんた、皆になんて言われてるか知ってる?あたしより魅力が劣ってるバージョンのホームスクールのジャングルフリークって言われてんのよ!)
このセリフを取ってきた映画の設定ではセリフを言われてる方のキャラが、アフリカ育ちでホームスクール(学校へ行かずに自宅で教育をうける)で育った子なのでこういう言い方をされてるのですね。
ジャングルフリークってのも調べてみたら毛深いとかそういう意味らしいですがアフリカ帰りなのでわざとそういう事言ってるのでしょうね、これに続くセリフでもその毛むくじゃらのなんたらかんたらー!って叫んでるので。
2.セリフを読み解き分析をする
さて、セリフをよく聞き何が重要か、などを明快にしていきます。
で、この何が重要なのかを明快にするためにアニメーターはセリフのサブテキスト(subtext)というものに注目します。
サブテキストとは、そのセリフを言っているキャラクターの本当に言いたいこと、とかその意図です。
(サブテキストについて、カナダでアニメーターをしているノリさんのブログがとてもわかりやすので読むのをオススメします!)
例えばこのセリフ、彼女は相手が毛むくじゃらだとか、ホームスクールだということを主張したいのでしょうか?相手に周りからなんと言われているか教えてあげたいのでしょうか?
違うと思います。
なので私はサブテキストを書いてみました。
青い文字がサブテキストなのですが、日本語にするとこんな感じかな?
「黙れこのクソビ◯チ、マジでムカつくんだよコンニャロ、何様だとおもってんの?私のがあんたより何倍も上なんだファ〇キュー!」
と汚い言葉も入っておりますが、つまりもう相手がムカついてムカついて仕方ないので取り合えずなんか嫌味でも言ってそのムカついた心をどうにかしたいんですね!もうブチ切れたんですね!早い話が!相手が毛むくじゃらだどーだ、とかそう言うのはあまり重要じゃないんですよ。
でここでキャラクターの置かれている心情なんかが把握できました、
次に音に気をつけてみます。
緑色でbreatheと書いてありますが、息継ぎが聞こえたところをメモりました、アニメーションつける上でどこで息継ぎしてるかとかは重要だからです。
そして赤色で何やら変な形が書かれていますが何となく音の強弱というか、しゃべっているエネルギーの上下を目で見てわかるように表してみました。
同じセリフでも強弱のつけ方でだいぶ印象も変わるので、使うセリフの強弱や息継ぎをインプットしておくのは私の場合リファレンスとるときに重要です。
またセリフを喋る上でののinternal/external(インターナル/エクスターナル)というものに注目します。
今回は実はセリフを言っている間ずっとExternalというチョイスをしたのですが
大体人間は普通に人と喋ってると、意識が自分(内側)に向かっている時、相手(外側)に向かっている時、とあります。人としゃべる時は大体言葉を選んだり考えながらしゃべるので、普通に喋ってる時はこのインターナルエクスターナルが交互にきたりするのでどの部分で切り替えをするのが自然かな、というのも考えておきます。
しかし、今回の課題で選んだこのシーンは、めちゃくちゃ怒ってて頭に血が上ってる状態なので、喋ってる人間の意識は相手に一直線だと思いましたので、今回はそれはメモらなかったです(切り替わらないのでメモる必要ないかなあと)(いつもはチョコチョコっとここで切り替わる等メモります。)
そして、フレージングとか、ビートとか言うものを明確にします。まあ、何が起こるかなどをセクションわけにするというやつですね。後で講評の記事で書きますがここがちょっと弱かったです。
3.環境の設定をする。
そして、フレージングとか、ビートとか言うものを明確にします。まあ、何が起こるかなどをセクションわけにするというやつですね。後で講評の記事で書きますがここがちょっと弱かったです。
3.環境の設定をする。
さて、自分のアニメーションをするショットの環境も決めなければなりませんね。
今回はバックには色々セットとかおかずにシンプルなアクティングショットにするつもりですが、設定としては大学で授業が終わった後というのを想定しました。
ムカつく相手とこの場面の前に喋っていて、そんで教室からでて建物の外に出たときにブチ切れた、という事にしました
4. だいたいどういうショットにしたいか決める。
ただ単にプロップ(小道具)を使いたかったというのもありますが。最初に怒りまくって持っていたノートブックを地面に叩きつける、という流れでやろーかな、と決めました。
ショットのコンポジションは最初キャラが遠くにいて怒りながら歩いて近づいてくる、というかんじで大体のサムネイルを書きました。
後述しますが私はサムネイルが苦手なので。。サムネイルを書きました。といってもホントこのレベル笑、、笑わないでくださいね。
あとは実際にMaya起動させて、カメラを配置して動かしてみてこんな感じがいいかなーと試してみます。
5.リファレンスを取る。
で、やっとリファレンスを撮ります!カメラのアングルは大体決めたので、なるべくそれに合わせるようにします。小道具もちゃんと持ちます。
後述しますが私はサムネイルが苦手なので。。サムネイルを書きました。といってもホントこのレベル笑、、笑わないでくださいね。
あとは実際にMaya起動させて、カメラを配置して動かしてみてこんな感じがいいかなーと試してみます。
5.リファレンスを取る。
で、やっとリファレンスを撮ります!カメラのアングルは大体決めたので、なるべくそれに合わせるようにします。小道具もちゃんと持ちます。
今回はやらなかったけど、女子の時は気合いれて私はメイクすることも多いです!笑(普段スッピンのくせに)
音声リピートにして一緒に喋ってやったり、台詞を覚えてやったり、色々やってみます。
で、とったリファレンスから幾つか良さげなのをまとめてみたのがこちら。
(恥ずかしいですけどね!アニメーター皆やってることだしね!)
(恥ずかしいですけどね!アニメーター皆やってることだしね!)
先生に相談してみたところ、01の一番最初のが一番いいよ!っていわれて冷静になってみてみたらうん、確かにわざとらしすぎず、いいニュアンスのいっぱい入ってるなかなか良いリファレンスでした。
最初は02に入ってるやつがいいかなあとか考えていましたが。改めて見ると先生が言ったやつは確かによいリファレンスですね。
結構そのまま使えそうなので今回はリファレンスはこれだけ使うことにします。
使うことにしたリファレンス↓
6.サムネイルなど
リファレンスを研究しサムネイルにします。しかしながら私実はサムネイルというのがあまり好きではないのです、、おほほ。
サムネイルを描くときもあるのですが10回に1回くらいの割合ですかね。その代わりよく音を聞いて、自分で何回も動いてみてタイミングをとるというのが多いです。そしてリファレンスを横に開いておいて常時チラ見という感じで。
なので今回はサムネイルを書きませんでしたとさ。あ、先ほどのサムネイルはショット決めのサムネイルで、リファレンスを研究してポーズごとにサムネイルを描くという工程をやらなかったという意味です。(絵で描くより3Dでポーズをつけたほうが私の場合楽というのもあります!と言ったけど描いたほうが楽なショットも確かにあるのでショットによって、気分によってと言う感じ?)
それでは! ブロッキングは第一回準備②の記事に続きます。
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