2014年11月29日土曜日

アニメーションの原則-Principles of Animation-

ブログの初投稿です。実際アメリカでアニメーションを学ぶと絶対にやる基礎中の基礎なので、これについてブログに書く意味あるかなあと思ったのですが、グーグル検索してみても日本語ではそんなにヒットしなかったので、書いちゃうことにしました。

まあ基礎中の基礎なので初投稿にはちょうどいいでしょう、しかし、12も項目があるので、すこしづつアップしていこうと思います。


アニメーションの12の原則

英語では

12 Principles of Animation(プリンスィプルズ オブ アニメーション)といいます。


9 old men(ナインオールドメン) とよばれるディズニーの伝説のアニメーターとされる9人のうちの2人である、フランクトーマスとオーリージョンストンによって書かれた


ディズニーアニメーション 生命を吹き込む魔法 ― The Illusion of Life ― という本に登場するアニメーションの基礎です。



この本自体がディズニーアニメーターが長年かけて蓄積してきた知識や技術の塊でもあるので、アメリカでアニメーションを学ぼうとすると、必ず買わされる、というかまずアニメーターなら皆持ってる、アニメーターのバイブルレベルの本です。

私の学校ではアニメーションの最初の授業でこの本と

アニメーターズサバイバルキット という二つは教科書として指定されていました。(両方とも皆持ってるレベルの本です。)

この二つの本や、こういう原則は2Dアニメーション時代に築かれたものでして、3Dアニメーターである私に何かメリットがあるのか?と思うかもしれませんが。アメリカの3Dアニメーションの技術や知識はすべてまるっと、2Dアニメーションの技術に基づいています。もちろん、細かいところを突っ込んでいくと違いはありますし、違うスキルが要求されますが、一番大事な部分において学ぶことは大体一緒なのです。(紙かパソコンのソフトかという違いで大事なことはほぼこの12原則に集約されています。)


でも、私も3Dアニメーターですので、3Dアニメーションにおいてこれっていったいどういうことなの?という視点で書いていこうかなーと思います。

(日本語訳は命を吹き込む魔法に書かれているものにのっとって表記してます。)

それではこちらが12の基礎になります。順を追ってすこしづつ更新していきますね。更新したら下からリンク先に飛べるようにしておきます。

1. Squash and Stretch(潰しと伸ばし)

2. Anticipation(予備動作)

3. Staging(演出)

4. Straight Ahead and Pose to Pose(逐次描きと原画による設計)

5. Follow Through and Overlapping Action(あと追いの工夫)

6. Slow In and Slow Out(両端つめ)

7. Arc(運動曲線)

8. Secondary Action(副次アクション)

9. Timing(タイミング)

10. Exaggeration(誇張)

11. Solid Drawing(実質感のある絵)

12. Appeal(訴える力)

上記の説明で使った動画(いるか要らないかは別として笑。)をグーグルドライブに上げてあるので欲しい人はどうぞ!

Principles of animationというフォルダにアップロードしてあります。↓

アニメーションおばけフォルダー


ちなみに、ビジュアルで理解できる素的な動画があったのでこれを見るとなんとなくこういうことか、というのが、わかるかと思います。




The illusion of life from cento lodigiani on Vimeo.



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